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マネジメントで感動した話

かつて会社勤めだった頃に受けた研修で、今でも強く印象に残り「習って良かった」と思う話があります。

新任のマネジメント対象の研修会で先生が端的にした質問とその答え・・・・当時の優秀な?仲間達は小生も含め全員不正解・・・衝撃でした。
先生曰く、「マネジメントとはどういうことですか?」

研修生は、「管理だ」「目標設定だ」「リーダーシップだ」「経営だ」「利益だ」「時間を守り・・・」とか、本当に真面目に色々答えたのですが・・・全員不正解。

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全員不正解

先生の回答は・・・

「マネジメントすると言うのは『うまくやること』です」・・・

これには本当に驚いたのです。たまげたと言う感じでした。
解説を聞くと、なるほど・・・でした。

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驚いた回答

おそらく日本では、マネジメントの本質が誤解されている。
「管理」と訳しているからかも知れない。
もともとマネジメントは組織・仕事をうまくやっていくための全てのことを行うこと・・・だそうなのです。
これを小生なりに、考えました。
「そうか、それぞれの人(管理職)のやり方・人間性などを総動員して何しろうまくやる。」ことか・・・。

うまくやる対象の内容には、「数字」もあるでしょうし、「モラル」・「モチベーション、やる気」・「元気」のようなものもあるでしょうし、「風通し」、「チャレンジの風土」、「正しい仕事を・・」などなどあると思うのですが、何しろマネージャーは自分の最大の全てを使って『うまくやる』のが仕事なのだ・・・と。飲み会でも、話し合いでも・・・何しろそのマネージャーのできる全ての事をやって、『うまくやる』。
この事で同時に、小生はすごく痛かった・・のです。

と言うのは、自分はそう言う『うまくやる』マネージャーではなかったから・・。

スケジュール表を使った確認などで、部下の課員の人たちに「何だ、まだできていないの?」「期限は過ぎている」などと指摘したり、「何でできないの?」と聞いたりしていましたから・・・。
確認したり指摘するだけでは『うまくやること』にはなりませんし、できない原因を探ったり、できる状況を考えたり、もっと先回りして考えると言うか・・・方法は問わないのですが、「できている」状況を作っていなかったのは自分なのですから・・・。なんと言うか「結果」や「経過」に何か言っていてもマネジメントしていることにはならないんですよね・・・。

この研修は衝撃でした。現在も小生は良いマネージャーでは無いかも知れませんが、マネジメントを考えるキッカケにはなったと思います。

その先生が質問した内容で、もう一つ印象に残っていることは・・・。
「成長するってどう言う事ですか?」

回答は「できなかった事が、できるようになる事です」でした。

11-02-04 17:48