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休日に古いデッキを塗りました

前回の塗装から・・・もう5年間くらい経ったでしょうか・・・。

拙宅の・・・日曜大工で作ったウッドデッキ。
これを長い間・・・放置しておりました。

ペンキはハガレ・・・散々汚れています・・・。
タタミ4畳ほどの面積です。

作ってからはもう12~13年でしょうか・・・。

6~7年目くらいまでは、毎年のように塗装していたのですが・・・。
とても反省しています。

子供が小さい頃は、やれ夏の水浴び・プールだの、デッキで焼肉して、ご飯を食べる
だの・・・。
大活躍したデッキです。

ご近所のお子供さんたちまで集まってくれたもので・・・。

小生も、夜はキャンプのイスを出して、一人でくつろいだり・・・大好きな楽しい場所でした。

しかし、子供が大きくなるにしたがって、勉強だとか・・・塾だとか・・・テレビゲーム。
デッキと言うスペースは忘れさられて・・・おりました。

申し訳ないと思いつつも、天候だとか・・・疲れているとか・・・なかなか・・・。
それに小生も初老に入りつつありますし・・・。

休日に何かをやるのが億劫になっておりました・・・。

それでも塗ろうか!!・・・と思いたって・・・早一年。
最低です。

何と「ぐうたら」な事でしょうか・・・。

買ってあった水性のペンキも、缶の底が錆びて、小さな穴が開き、塗料が染み出して乾燥
してきていました。
缶を入れた買い物のビニール袋の中には、コゲ茶の錆?がポロポロ転がっていましたし、
塗料全体の体積が3割くらい減り、固まりつつあるようでした・・・。

危なかったです。
塗料まで無駄にするところでした。
買ってきたのは・・・多分1年以上前ですから・・・。

で土曜日・・・。

やりました。
自分を怒りながら・・・。

古い塗装面に、簡単にですが・・・ワイヤーブラシをゴシゴシ掛けたりして、その後、雑巾で
ザーッと拭き掃除して・・・刷毛でペタペタ塗りました。

塗りながら、「ここの部分を作る時は難しかったっけ・・・」などと独り言。

写真が・・ございます。
ちっとも立派なデッキ(物)じゃあ ありません・・。お恥ずかしい・・。
wood deck s.jpg
やはり綺麗にすると気持ちがよくて、塗料が乾燥してからデッキにごろんと寝転んで、空を
見てみました。(乾燥するまで1時間くらいです)

土曜日は良い天気でした。

やっぱり塗って良かったです。

paint.JPG
缶の底が錆びてしまった水性のペンキです。さらに数ヶ月?放って置いたら相当漏って
しまったでしょう。・・・危ないところでした。
色は、くすんだ明るい目のグリーンです。
他の缶に中身を移しました。

06-25-07 23:10 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート10(完成写真2)

ランタンのレストア・フォト・レポート10(完成写真2)です。
デジタルの1眼レフを最近入手しましたので、それで、撮ってみました。

レポート9・・・コンパクトタイプのデジカメで撮影した完成写真・・・との比較として、これを見ていただくと、面白い・興味深いかも知れません・・・。
画素数は、(・・・・間違っておりました。申し訳ございません。)
コンパクトが光学10倍ズームで、720万画素
デジ1が10MEGAでした・・・訂正でございます。
どちらもソフトウエアでピクセルを落としておりますが・・・元絵の差・・・と申しましょうか・・・。

差はあると思います。

ここにアップいたしますので、ご覧ください。

・・・やはり望遠レンズで絞りを開けて、バックをボカすのは・・・1眼レフがやりやすい
ですね。

ご参考までに・・・。

①55年 2個です(レストア分です)
N11 55 short coll.JPG N11 55.JPG

②左61年、 右60年です(メンテナンス分です)
N6 61.JPG N2 60.JPG

③集合写真です・・・バックを飛ばしますとランタンが浮き出します・・・。
Nshugou2.JPG


 

06-24-07 17:57 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート9(完成写真)

ランタンのレストア・フォト・レポート9(完成写真)です。
ここまで、読んで頂きまして、まことにありがとうございました。
今回は、ほとんど「写真だけ」で、まいります・・・。
撮影はコンパクトデジカメで・・・画素は10メガでございます。
(画素は720万の誤りでした・・・すみません)

11 55.JPG
1955年11月製造 レストア 07年6月 カラー部寸法調整など・・・。

6 61.JPG
1961年6月製造  メンテ 07年6月 通称ランタンマークというデカールです

11 55 2ko2.JPG
1955年11月 2台 レストア済み 左側のランタンのカラー(襟)が調整で少々
短くなっているのが、写真でお分かりになりますでしょうか?

zenki 2ko.JPG
左1961年6月   右1960年2月  メンテナンス済み 

hake tosou1.JPG hake tosou3.JPG
刷毛によるウレタン塗装は・・ややムラが出来ますが・・・色合わせを慎重に行いま
したので・・・あまり目立ちませんでしょうか?合格点だと良いのですが・・・。

hake tosou bottom.JPG tank bottom.JPG
刷毛塗装の61年6月のタンクと、スプレーガン吹き塗装の55年11月のタンクです

shuugou 4ko.JPG
今回の 4個 の集合写真?です・・・。

最後にレストア前、レストア後を並べてご紹介します。
11 55  before restore.jpg   11 55 after restore.JPG
同じランタンの写真を左右に並べてみました。レストア後の右のグローブ(ガラスのホヤ)
には、大事に保管してあった虎の子・・・古い赤マークのパイレックスを付けました。

ここまでのボリュームをご覧頂き、まことに感謝いたします。

ご参考になれば幸いでございます。

(この後、追補として、刷毛塗り・色合わせの道具・塗料のご紹介や、ネジ頭を潰してしまっ
たチェックバルブの外し方・・・など、いくつかの気が付いた「残り」を掲載いたしまして、今回
のフォトレポートは終了になる・・・と思います。ありがとうございました。)


06-21-07 20:42 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート8(組み立て)

ランタンのレストア・フォト・レポート8(組み立て)です。
ランタンのメンテナンス課題としても初級編の組み立てです。分解のさかさまです。
またマニアック?で、ご辛抱よろしくお願いします。
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許し
ください)
さて、組み立ては簡単です。順番が多少前後しても、それほど影響ないと思います。

①デカール(ロゴ)を貼ります。
 タンクの下から24mm。これはオリジナルとほぼ同寸です。(微妙ですが、オリジナルは
 23.5mmくらいかも知れません。)柔らかな色鉛筆のシロで線を入れておきます。
 デカールはオークションで入手したビニールシールです。アメリカのマニアの方の私製
 パーツでしょうか?
 デカールを見ながら・・・、デカールの右側がポンプ、左側がフィラーキャップです。
decal hari.JPG

②ポンプの組み立てとフィラーキャップ
 チェックバルブを上に向けたチェックバルブレンチの溝にはめて乗せ、そのさらに上から、
 タンクを逆さにひっくり返してレンチの上にタンクを乗せる要領で、装着。チョッとレンチを
 回転しバルブのネジがきちんと噛みあったら、床に置いて、じっくり締めます。
 しかし、締め込みは・・・緩くなく、かと言って馬鹿力で締め過ぎはダメです。
 その後、ポンプの円柱の内側面にリュブリカント・オイルを人差し指の腹で塗りつけてから
 、チェック・バルブの四角い棒をネジって装着し、その上からポンプ・プランジャーをつけ、
 ポンプキャプを装着します。(ポンプキャップはバネとかネジとか・・・)
 フィラーキャップは付けておきましょう。
pump kumitate.JPG filler cap kumi.JPG

③バルブの組み立て
 バルブのアッシーを組んでおいて、バルブの取り付け部にシール剤を塗ってから締め付
 けます。シール剤はガソリンに強いホルツの自動車用のガスケットシールなどが良いよう
 です。
 締め付けはモンキーレンチで締めすぎないことです。締めるのに抵抗のある重さが出て
 きたらそろそろ良し・・・で、思い切り締める強さではありません。それでは、バルブを深く
 入れすぎ・・・になります。
 今回のレストアでも、11 55 のランタンが一つ、以前に締めすぎていて、バルブが深く
 入り過ぎる状態でした。
 一度こうしてしまうと、その後もユルユルと言う訳にも行かず、締めるしかなくなって、バル
 ブ全体の高さが足りなくなるなど・・・組み立てに問題が出ます。高さが無いと、カラーの
 穴の下側にティップクリーナーステムがひっかかったり・・・・します。
 今回はカラーの穴側やカラーの下端全体を1.5mmくらい削っています。
 締めすぎはこう言うことを招きます。要注意です。
gasket seal.JPG vlv kumitate.JPG

④カラーの取り付け~バルブステム締め付け
 写真のままです。
 カラーの手入れに関しては、これまで説明していませんでしたが、基本はピカールでの丁
 寧な磨きです。そして、仕上げは自動車用のワックス・・・小生はアメリカのリキッドグラス
 を塗って、乾燥後、磨きあげております。アルミは地肌のままですと錆びて光沢を無くしま
 すので、ワックスは必須だと思います。
collar kumi.JPG vlv stem kumi2.JPG

⑤フレームの取り付け~グローブ(ガラス)の取り付け
 フレームにはあらかじめバーナーのパーツを組んでおきます。
 気をつけるのはジェネレーターがちゃんと穴に入っている状態でバルナットを締めてい
 るか?どうか・・・だけです・・・。ゆっくりやれば、問題ない作業です。
val nut kumi.JPG globe kumi.JPG

⑥ベンチレーターをのせ、ボールナットを締め、ベイルをつけます。
 ここは問題無いと思います。
 ベンチレーターのレストアは、琺瑯製品のため、専門業者の方でないと無理です。
 ですので、小生はピカールで磨くだけです。
 再琺瑯の加工は、ネットで申し込むとやって頂ける会社さんもあります・・・。検索で発見で
 きると思います。
vench kumi.JPG

以上で組み立て完了です。

テスト燃焼が楽しみですね・・・。
4個を一度に、レストアとメンテをしたので・・・疲れました・・。無謀でしたね・・・。

それから、小生がどうも「うまく出来ない」レストア課題を下に紹介しておきます。
ティップクリーナーステムの交換です。
うまく古いパーツを抜けた「ためし」がありません。
やると失敗します。
焼きついているグラファイトのパッキンを抜けないのです・・・。

部位と部品の写真を乗せておきます・・・。やり方はわかるのですが・・・・。
shita.JPG ue.JPG tip clean.JPG

次回はフォトレポートの最終回で・・・完成写真のアルバムにしようと思います。


06-21-07 19:25 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート7(タンクの塗装)

ランタンのレストア・フォト・レポート7(タンクの塗装)です。
ランタンのメンテナンス課題としては、大きい作業で、これはやはりレストア領域かな?と思
います。
面倒な話しになりますですが、ご辛抱よろしくお願いします。
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許し
ください)

①タンクの古い塗装の剥離・・・はがし・・・をやります
 タンクの古い塗装は、レストアの場合、完全に剥がします。
 写真のように一見綺麗で塗装が禿げていない・・残っている部分でも、スクレイパーで塗
 装を剥がしますと、塗料の内側が、筋状、放射状など、線状に錆びている場合・・・が大
 変多いのです。
 ですので、レストア(再生・復元)では全部剥離し、鉄板の肌を出し、銀色にします。
 剥離はスクレイパーで大まかに剥がした後、布やすりの金属用の80番から150番くらい
 を多用します。
 金属用の布やすりで根気良く、こすっていきますとタンク一個が1時間?くらいで裸(銀色
 の鉄板状態)になります。
 コールマンのロゴなどの、細かい文字の刻印の中に入り込んだ塗料は、ワイヤーブラシ
 でゴシゴシ掻き出します。
tank hakuri1.JPG tank hakuri2.JPG mame Q.JPG
鉄のツメ・・というヘラで剥離しますと、塗装の下が意外にも結構・・・錆びているのが分かり
ます。水シールでできているオリジナルのロゴも・・残念ですが・・・剥がします。
右・・・内部を覗く時の照明の豆電球です。これでかなり良く見えます。

<小生のメンテナンスのレベル・・・>
 一方、今回の一連の工作では、同時に4個のランタンを纏めて弄っておりましたが、メンテ
 ナンス・レベルのやり方・・・では剥離は限られた部位だけにしています。
 (今回は2個がレストアで、2個がメンテ・・・でした。)
 メンテの場合は、布ヤスリ(80番・150番)をかけるのは、タンクが地面に接する底の部分
 と底面全体・・・。接地部位は剥離し、底面全体は塗装の地肌を均す程度です。
 カラーが当たって塗装が禿げるタンク上部、バルブの中心から半径5~6cmは、ほぼ剥
 離の状態にします。それとポンププランジャーの周囲、さらにフィラーキャップの周囲・・・
 は布やすりで均すくらい・・・にしておきます。
 オリジナルのロゴは・・・メンテでは・・・残します。
 小生のメンテナンスでは、塗装は2液性のウレタン塗装で、色合わせを丁寧にやって、細
 い刷毛で塗っていきます。刷毛の目が少々出ますが、これは仕方がありません。

②タンク内の漬け込み錆び取り
 漬け込みは・・すでにお見せしましたが、今回、タンク内部の写真も、豆球で照らして・・・
 撮影しました。タンクの底の・・・感じは分かると思います。
tank naka1.JPG tank naka2.JPG tank duke2.jpg
左・・タンクの底、花咲かGで錆が取れています。 中・・・タンク内のポンプ部と底が半分づ
つ見えます。綺麗になっています。 右・・・漬け込みの写真・・・2度目の掲載です

③マスキングとアルコールでの脱脂をします
 バルブアッセンブリーやフィラーキャップのパーツなどを写真の通りマスキングテープで
 保護します。塗りたくないところは覆うのです。
 そして、塗装の前にアルコールを染み込ませたコットンなどでタンクやパーツを拭いて、
 油分など、塗料をはじくものを綺麗に落とします。
tank masking.JPG filler cap neji.JPG filler cap dasshi.JPG

④2液性ウレタン塗料のガン吹き塗装です・・・コンプレッサーを使います。
tosou1.JPG tosou2.JPG tosou3.JPG tosou4.JPG tosou5.JPG tosou6.JPG
タンクの底から塗っていきます。レストアの2個を同時に塗ります。接地部分に厚く塗装し
ます。手首をぐりぐり返して塗ります。結構難しいです。(炎天下にグリーン色のパラソル
を立て、その下で塗装しております。)

tosou7.JPG tosou8.JPG tosou9.JPG tosou10.JPG tosou11.JPG tosou12.JPG
底を塗り終わるとタンクの上部・・・カラーの当たる部位・・と、フィラーキャップ周り、ポンププ
ランジャー周辺・・・こすられて厳しいところから塗って、それら部位を厚塗りにしていきます
。側面の塗装は楽です。

tosou13.JPG tosou14.JPG
最後は全体に何度も塗り重ね厚みと艶を与えて行きます。シンナーの濃度のコントロール
がうまく行くと艶が抜群です。・・・今回はうまく行きました。納得の仕上がりでした。
右の写真はフィラーキャップのパーツ類の塗装です。
2液性ウレタン塗料はガソリンに溶けにくい高級な塗装なので、オリジナルより良い??と
思います。


06-21-07 16:27 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート6(フィラーパッキン)

ランタンのレストア・フォト・レポート6は(フィラーパッキン)、このパーツの整備です。
ランタンのメンテナンス課題としても、これは必須だと思います。
いつものように細かい話しになりますですが、ご辛抱よろしくお願いします。
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許しください)
では、硬く固化してしまって、ガソリンもれを起こしそうなフィラーキャップのゴムパッキンの交換です。これはパッキンを入手できたら簡単ですが、一応ご説明します。
filler boro tank.JPG
このタイプのフィラーキャップの分解は、キャップをシッカリねじ込んで、上のビスをドライバーで緩めるだけです。下の写真の(キャップの中身)の裏側にビスがついています。

filller naka1.JPG filler boro pakkinn.JPG
古いパッキンの状態です。ゴムなのにカチカチで、ところどころ欠けています。細いドライバーでこじって掘り出したらボロボロに割れました。この状態では空気が漏れてしまうのでタンクに圧が掛からず点火できません。

filler naka2.JPG
キャップの内側を細いドライバーなどで掃除し、仕上げにピカール(綿棒)で研磨します。

この状態にして新しいゴムパッキン(耐油ゴム)を入れます。
ネットでアメリカからメーカー製の替えパッキンを購入するとか、または、日本のオークションでは、個人の方がNBR(耐油ゴム)のゴム板(シート)からポンチで抜いた手作りパッキンを安価に出品されていますので、これを利用するとか・・・になります。
小生は、興味もあって、各種のポンチの寸法を揃えましたので、自分でも作ります・・・が、工具代を考えると、数個なら買った方がはるかに効率的ですね。

filler new pakkin.JPG
大き目のドライバーの先などでゴムパッキンを溝に押し込んだら完成です。
また10年?使えます。

※写真の小生の手がパーツを磨いたピカールなどで汚れておりまして、お見苦しくて、申し
 訳ございません。

06-21-07 12:50 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート5(ジェネレーター整備)

ランタンのレストア・フォト・レポート5は(ジェネレーター整備)で、このパーツの清掃・再生です。ランタンのメンテナンス課題としても、お小遣いの節約?でも有効かなと思います。
また細かい話しになりますですが、ご辛抱よろしくお願いします。
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許しください)
では、黒く汚れてしまって、本来なら新品に取替えるジェネレーターをなぜ再生することを
考えたか?という理由ですが、それは単純に・・・古いモデルでは入手しにくいジェネレータ
ーもあるしお値段も高いし・・です。
ジェネレーターは古いカナダモデルなどでは2,000円くらいだったりします・・・。ランタン自体が中古で6,000円くらいで入手出来ているとしたら、ジェネレーターはずい分高価?です。消耗品と言いますが、金属ですし・・・捨てるのも「もったいない」のでは?と思ったのです。
で、ネットを調べますと先輩たちも同じ事を考えていらっしゃるし、やってる方も多いのでした・・・。
ネットで学んだことに、小生の工夫をチョッと加えたやり方をご紹介でございます。

①ジェネレーターの中身を出して、金属パーツを花咲かGに漬け込む
 ジェネレーターを振って中身を出します。出てこない時は中がタールで埋まってくっついて
 いると思います。その場合ガソリンをたらす・・・ホルツのキャブレタークリーナーを吹き付
 けるなどして少々汚れが解けるのを待ってから・・・振ってみます。
 中に入っている石綿状(素材は不明ですが、この後は便宜上、石綿と言うことで説明しま
 す)のパイプの再利用を諦める場合は、針でつついて石綿を壊して引きずり出しても良い
 ですし、どうせ諦めるのなら金属パーツだけでなく、ジェネレーター全体を使い捨てコップ
 などに入れた少量の花咲かGにユックリ漬け込んでも良いと思います。
 花咲かGに漬け込むと、タールなどの汚れも溶けるようで、漬けた後はパイプの中なども
 綿棒で綺麗になります。
gene saisei.JPG gene sten ishiwata.JPG gene sten saisei.JPG
左・・例によって綿棒で中を掃除しています。パーツは外のパイプ、中のバネ状のもの、真
鍮製で先端のガソリンの針穴を内側から掃除をする棒と、石綿・・・です。四角い網は石綿
の代わりにパイプ状に丸めて入れるステンレスのメッシュです。(細かい100メッシュです・
・東急ハンズで買えます)中・・・中央にバネ、右が石綿、左はメッシュをパイプ状に丸めた
石綿の代用品。右・・・バネにステンレスのメッシュを巻きつけた写真

②石綿をバーナー型のライターで焼く・・・。
 石綿が壊れていなくて、真っ黒・ドロドロに汚れているだけなら、バーナーやガスレンジの
 炎で焼いて、汚れを飛ばせます。20cmくらいの針金に石綿を通し、ペンチなどで持って、
 家庭用のガスレンジで焼きますと、油分・タールなどが燃えて、赤く炎が出ます。暫くする
 と油分が燃え切って、このパイプが再利用できます・・・。ただし燃やす過程でパイプが曲
 がってしまうことがあり、その場合は曲がりの程度によって判断しています。

③石綿がだめなときはステンレスメッシュをバネに巻きつける
 上の写真の状態にしますが、メッシュは2周くらいの巻きつけです。このメッシュ部分にガ
 ソリンが一度蓄えられて熱せられてガス化するのです。コールマンの機種(軍用との未確
 認の話もあります)によっては、はじめからジェネレーターが金属メッシュと言うこともある
 ようですので問題は無いのだと思います。
gene sten saisei2.JPG gene sten saisei3.JPG gene sten saisei4.JPG 
石綿がだめなときは写真のようになります。メッシュを丸めてバネに巻きつけ、パイプにいれ、中心に真鍮の棒が入ります。この写真の状態は、ピカールで磨いてあります・・・。
とても綺麗でまだまだ使える・・感じがしますですね。もったいないから・・・。

その他・・・ジェネレーターの年代?によりましては先端の内部に小さな丸い真鍮のメッシ
ュ(直径1cmくらいを丸めてある)が入っていることがありますが、針の上げ下げなど、使用
に問題がなければそのままにしておいて良いと思います。
また、針に引っかかり、動きを阻害する場合などで、真鍮のメッシュを引き抜いて取ってしま
った場合でも、どうやら問題なく使えるようです。

06-21-07 09:30 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート4(ポンプとチェックバルブ)

ランタンのレストア・フォト・レポート4は(ポンププランジャーとチェックバルブ周辺)のパーツの整備・チューニングです。ランタンのメンテナンスとしても、この周辺は基礎的な部分だと思います・・・。
また細かい話しになりますですが、ご辛抱よろしくお願いします。
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許しください)
では、首尾良く頭のネジを舐めずに・・・問題のチェックバルブが外せた場合、ですが、やはり緑に錆びているか、大変汚れている・・のが普通で、ブラシや台所洗剤での洗浄後、花咲かGに漬け込みます。
chk vlv sabi.JPG check vlv up.JPG check v up.JPG
左・・外したチェックバルブは汚いですね・・・。中、右・・・漬け込み後、しっかり磨いてこんなに綺麗に・・・中の弁の鉄球がカチカチ言えば再生できる可能性が大です・・・。(テストしてエアが漏れるときは鉄球に傷があったり?で、あきらめます・・・)

①バルブの先端円錐の研磨
 漬け込み洗浄後、バルブの先端を研磨してシール性を高めます。レポート3のバルブス
 テムの研磨の時と同じです。
 ドリルに付けて600番の耐水ペーパーで研いで、オイルストーンでさらに研ぎます。
val naibu sabi.JPG val naibu btfl.JPG check vlv up2.JPG
左・・傷のある汚れた状態  中・右・・研磨後の写真・・・綺麗です。
chk vlv new.JPG chk vlv new naka.JPG
最近のチェックバルブはこういう形です。整備・研磨は同じです。

②バルブのネジ溝部の微調整
 チェックバルブレンチ(専用工具)でこじられて広がってしまう溝部がバルブの穴の周囲に
 当たらないようにほんのチョッと削っておきます・・・気分程度の効果でしょうか・・。
check v kezuri2.JPG menbou.JPG pump souji.JPG
左の写真の溝部の両側の角がチョッと削ってあります。細かい配慮です。

③ポンププランジャーの清掃
 上の写真にもありますがポイントは軸の中の掃除です。綿棒2本を使ってまず掃除し、そ
 れぞれの片側が汚れたら、その汚れた綿をカッターなどで削るようにしてように捨て、片
 側だけに綿の付いた綿棒2本を作り、それぞれ(綿の無い軸のところ)をセロテープで巻い
 て繋いで、長い綿棒を作り、それで掃除します。繋いだ綿棒は、ちょうど良い長さです。
 言い換えますと、手作りで長い専用の・・・掃除ツールを作ったわけなのです。

 注意点は、・・ポンププランジャーの軸の下部には、中の四角いシャフトを回すために、四
 角く絞った部位がありますので、綿棒がそこを通過する時は注意して、中に綿が残ったり
 しないように手先の感覚を研ぎ澄まして、慎重にちょっとづつ押し引き・・・します。
 無理は禁物です。一度通れば簡単に全長を掃除できます。
 ポンプ周りは、リュブリカントオイルでベタベタですからシャフトの清掃は必要に応じてシン
 ナーなどの溶剤も使い何度もやります。長い綿棒を2セットくらい使うでしょうか・・・。
pump cap2.JPG pump kirei.JPG
写真は綿棒など・・・を総動員してキャップの裏側なども掃除しまして、大変、綺麗になったポンププランジャー一式です。これなら・・・まだまだ行けます、使えます。

次回はジェネレーターの再生などをご紹介しようと思います。
・・・そして、その後はタンクの錆び取りと、塗装・・でしょうか・・・。


06-20-07 19:34 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート3(バルブ周辺)

ランタンのレストア・フォト・レポート3は(バルブ周辺)のパーツの整備・チューニングです。
細かい話しですが、ご辛抱よろしくお願いします。
ランタンのメンテナンスとして見た場合は、このバルブ全体を外した後の整備は、チョッと難
易度が高くて?上級編でしょうか?
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許し
ください)
vlv mdorisabi.JPG fuel brush.JPG
写真はタンクから外したバルブです。タンク内のガソリンに浸かる部分が、緑色に錆びてい
ます。真鍮の錆びです。この状態は、ごく普通・・・です。右側に伸びる黒いパイプはジェネ
レーター(ガソリンが気化し・・・ガス化するパイプ)。大変汚れています。

このバルブ周辺はバラバラにしてから、汚れを落とし、部分的に研磨修正・チューニングし
、完成します。ではまず・・・。

①バルブの分解と花咲かG漬け込み
 まずバルブをバラバラにして、小さな(歯ブラシくらいの)真鍮のワイヤーブラシ(上の写真
 )でブラッシングして汚れを落としてから、花咲かGに漬け込んで洗浄します。
 注意点があります。真鍮パーツは漬け込みを短時間(経験上4時間以内くらい?)にしま
 せんとピンクに色が付いて輝きが無くなり・・・くすんでしまいます。この「ピンク」はピカ
 ールで磨くと復活しますが、できれば注意した方が手間が無いです。
bentou.JPG pical.JPG
左が漬け込みの前の容器の写真です。バーナー部の真鍮の部品も一緒に漬け込みます
右は金属磨きのピカール(必需品)です。
 
②バルブステムの研磨・・・燃料のバルブ・・をゆるめて抜き取ります。
 小生はこの部品を研磨・チューニングします。円錐形のバルブの弁の部分が磨り減って
 傷が付いているのが普通ですので、電動ドリルにこのバルブを付けて、600番の耐水ペー
 パーで研ぎ、その後オイルストーンで研ぎ、傷を落とし綺麗に研磨します。仕上げはピカ
 ールをボロ布に付けて磨きます・・。ピカピカに鏡面のようになります。
drill.JPG drill up.JPG vlv stem kirei.JPG
 この整備法は、かつてレストアしたランタンが、一度点火をするとバルブを閉めてもいつま
 でもホワホワと火が残り、なかなか消化しない症状で困っていた時に解決法として発見し
 ました。このランタンの完全な消火には、フィラーキャプ(燃料キャップ)を緩めてポンピン
 グした空気を抜く必要があったのです。しかし、この消火法は危険でした。
 ガソリンタンクの中の空気にはガソリンが気化してますから、ボワッと引火します・・・。
 とてもビックリしました。で、この修理をどうやるか?自分なりに工夫していて、バルブの
 パーツの円錐の面の傷の研磨!シール性の向上・・・に気が付いたのです。
 (バルブのナットの中・・シャフトにはグラファイトのパッキンがついています・・・。)

③フューエル・アンド・エアチューブを外して研磨チューニング
 緑に(緑青でしょうか)錆びたこのパーツも、重要なパーツです。燃料と空気をバルブ~ジ
 ェネレーターに運ぶパイプです。
 エアの穴のあたりを丁寧にブラッシングし、花咲かGに漬け込んで汚れを落とします。
 このパーツの洗浄では花咲かG・・・重要です。エアのパイプは液体くらいしか入らない隙
 間ですから・・・。
air tube hazushi.JPG fuel air2.JPG air hole.JPG
左がフューエルエアチューブを外すところ、中は部品・・外側と内側です。右のチューブの
ナットのすぐ下の穴は、ガソリンタンクの上の方に溜まる圧縮された空気を取り込むため
の穴です・・・この穴の詰まりはブラッシングと漬け込みで、絶対除去しませんと安定燃焼しま
せん・・・。

 研磨に関しては、このフューエル・エア・チューブの内部のパーツの頭を丸くする研磨が
 必要だと思います。・・・この内部パーツの先端は、バルブステムの円錐の腹の面に接し、
 全体が上げ下げされ、チューブ下側先端のガソリンの穴を針金が塞いだり・開けたりする
 動きをするのですが、バルブステムとの接点は本来、丸い頭の形状のはずですが、これ
 が四角く角張っているのが殆どなので頭を丸くしてバルブステムの円錐の腹面を傷つけ
 ないようにチューニングしています。
air kado.JPG air oilstone.JPG fuel oil 2.JPG
左、角ばった先端・・これは傷つく。中・右・・オイルストーンで先端を丸く削ります。
air naka kezuri.JPG air maru.JPG vlv assy btfl.JPG
丸く仕上がった先端。これでバルブステムは傷が付きません。この後、仕上げはピカー
ルで・・・。バルブアッシー全体が綺麗になりました。緑の錆状態とは全然違います・・・こう
でないといけません。
vlv red.JPG vlv black.JPG hanasaka.JPG
左・中・・・パーツが並びますと、バルブ内部の円錐の腹の部分に、エアチューブ内部から
のパーツの頭が当たるところ・・・などが分かります。右・・・ちなみに花咲かGです・・・。

parts btfl2.JPG vlv disc.JPG
綺麗になった漬け込み終了パーツ・・ご参考に・・。右はディスクの外しの写真です・・中央
のネジだけで取れます・・・念のため・・。

※最後に・・・グラファイトパッキンについて・・・バルブステム部のガソリン漏れには、パッキ
 ンの交換が必要な場合があります。どんなに締めこんでも、もれる時は交換です。
 ここにはパッキン自体がつぶれることでシールをしてくれるグラファイト(黒鉛でしょうか)
 のパッキンの交換をします。グラファイトパッキンはネット(オークション)などで入手でき
 ますが高価です。一個500円くらいします。必要に応じての交換・・・ですね。
 交換は手間が掛かります。ナットを外すとその内側にグラファイトパッキンがこびり付いて
 いますので、ドライバーの先などで突き崩し、チョッとづつ取り去ります。ナットの中が完
 全に綺麗になったら交換します。

 

06-20-07 15:40 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート2(フレーム)

ランタンのレストア・フォト・レポート2は(フレームとベンチレーターブラケット)にしようかなと
思います。ランタンのメンテナンスとしては、化粧の部類に入る「美観の改善」でしょうか・・。

レストアは結局、ランタンの部品を一点づつ清掃・整備することが主眼でして、部品の準備
が終われば組み立てはあっという間です。
従いまして、部品ごとに手入れに少々のコツがあったりしますので、それを出来るだけ写真
でお見せしたいと思います。
(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許しください)

さっそくフレームの手入れですが、
まず、バーナーのパーツを取り外してフレームだけにしておいて・・・。
①ワイヤーブラシで錆びのブラッシングです。
 大きさは歯ブラシを一回り大きくした程度のサイズのワイヤーブラシを用意して、ブラシを
 丁寧に掛け、錆をあらかた取り除くのです。
 根気が要りますがこれは重要だと思います。
 後々この手入れ済みのフレームを長く使う気持ちなのであれば・・・。
sabi frame.JPG frame sabi2.JPG
左は普通レベルの錆びです。右はフレームの裏面で、バーナーの回りが膨らんで凸凹していますが、これも錆びと油煙の塊です。丁寧にワイヤーブラシでブラッシングします。

②花咲かGの20倍希釈液にフレームを漬け込みます。
 バケツや適当な容器を選んで、完全に「つかる」深さで漬けます。
 漬け込み時間は鉄のフレームは何時間でも良い?のですが、ジックリやるなら一昼夜
 です。コツは途中の3~4時間おきに、液の中で、古歯ブラシで錆をこするのです。こうす
 ると溶けた錆が歯ブラシで鉄の表面から除去され、液に洗われ、またさらに漬け込む時に
 、この液が深いところの錆びに届く・・・ので、古歯ブラシは大変効果的なのです。
 終了後軽くふき取って乾燥すると、錆び取り完了です。腐食した後の細かい隙間の奥まで
 錆が落ち、防錆処理も完了です。錆び取りの痕は黒っぽくなっています。
 ※錆とり剤は、(関係者ではありませんが)花咲かGをお薦めします。色々使いましたが、
  花咲かGは楽なんです。この液は、確か中性のリン酸塩系で、酸性の錆び取り剤と異な
  りマイルドな効き方なのですが、錆び取り後に中和などの始末も不要で、そのまま乾か
  せば錆び止め剤の効果もあるのです。・・・とても便利です。
  これに対しまして、酸性の錆び取り剤は即効性で錆び取り効果は抜群で、折り紙つきで
  すが、酸だけあって、使用後はすすぎと中和を徹底しその後の防錆処理をちゃんとやる
  必要があります。・・・やらないとあっという間に・・・10分もすれば赤く錆びが出始めて驚
  きます。
  ですので、小生はひどい錆びの場合、作業を急ぐ場合・・には酸性を使ったり・・・して、
  使い分けています。

  錆び取りの漬け込みの必要性に関しては、小生が、もしサンドブラスター(砂を圧縮空
  気で吹き付けて錆を落とせる凄い道具)を持っていましたら必要無いと思いますが、サン
  ドブラスター無しでは今のところ漬け込みが一番信頼できるの方法ではないか?と思っ
  ております。
frame duke.JPG frame sabitori 2.JPG
左は漬け込み。右は錆び取り後の写真です。黒くなっていますが隅々まで錆が取れ、さすが薬品処理で・・・完璧です。
frame sabitori 3.JPG frame sabitori5.JPG
左は錆び取り済みのフレーム上部・内側。右は全体・・・綺麗です。後は耐熱塗装です。

③耐熱シルバー塗装(自動車・バイクのマフラー用)をしてオーブンで加熱処理
 市販のスプレーの耐熱塗料を吹いて乾燥しオーブンで160度程で1時間加熱します。
 小生は大型の温度設定のできるオーブントースターで、やや高めの170度で1時間やり
 ます。・・これでフレームは完成です。  
frame tosou4ko.JPG oven yaki.JPG
左は完成後の写真。右はオーブンで1時間焼いているところ・・・。
venti bracket.JPG frame shusei.JPG
左はベンチレーターブラケット・・フレームと同じやり方です。右は錆び取り後、塗装前にフレームの曲がりや凸凹の修正をしているところです。ご参考に・・。

06-20-07 15:02 | 先頭へ↑

ランタンのレストア・フォト・レポート1(分解)

ランタンのレストア・フォト・レポート1でございます。
当たり前かも知れませんが、ランタンの分解から始めます。ランタンのメンテナンスでも分解が基礎の基礎でしょうか?・・・。

まず・・・ランタンの分解の前には、燃料キャップ(フィラーキャップ)を外し、タンクを逆さにしてガソリンを全部出しましょう・・・。オークションなどで入手したランタンの場合は、中のガソリンの質も不明ですから、基本的には油同様に新聞に染み込ますなどして捨てるのが無難だと思います。

①ベイルをはずします。左右にシッカリ引っ張ります。きちっと力を入れて引っ張りませんと意外にベイルの固さがあり、バネのように戻るので、万が一手が滑りますと、大切なベンチレーターに勢い良くぶつかってホーローが欠けてしまう事もあります。(小生はかつて一度失敗して欠いています)それなりに要注意でございます。
bail.JPG
分解の写真はレストア済みのランタンも使っています・・・あしからずご了承を・・・。

次に
②ボールナットを緩めて取りはずし、ベンチレーターをはずします。
ball nut.JPG ventilator.JPG
このボールナットは熱いうちに触って大火傷をした事があります。指にナットのギザギザ模様が暫く残ってました・・・。

③ガラスのホヤ(グローブ)をはずし、バルナットを緩めてフレームをはずします。
globe.JPG val nut.JPG
バルナットは無垢の真鍮のナットと空洞のプレスのナットがあります。右はプレスのナット。バルナットをはずしたらフレームは上に抜くだけで外れます。
val nut3.JPG wrench.JPG 
左は無垢のバルナット。右のレンチはコールマンの専用レンチです。
frame.JPG collar.JPG
左、フレーム部とバーナー部は一体になっています。右の写真はフレームを取ったところです。バルブ部とカラー(襟)が見えます。

④バルブステムを緩めて抜きます。ツマミも緩め、ナットも緩めます。(タンクの内圧が掛かっていると残った少量のガソリンが出てくる可能性ありますから、フィラーキャップ・・燃料キャップ・・・を緩めて空気を抜いて内圧を下げておきます・・・。)右は別の角度の写真です。
valve stem.JPG valve stem2.JPG valve stem off.JPG collar off.JPG
カラーはバルブのツマミ部が無ければ簡単に取れます

⑤バルブの全体をはずします。モンキーレンチでやりますが、ちょっとコツが要ります。
 バーナーもモンキーレンチで分解です。ススだらけで汚れます。
valve off1.jpg hasamu monkey.JPG
小生は大き目のモンキーレンチで、バルブのツマミ(ナット)をはずしたあたりを挟んで、写真のような感じで、グイッと緩めます。(実際はタンクを膝と手で上から押し付けておいてモンキーのハンドルを上から下に押して緩めます・・・上から押すと左回し・・です。この作業が始めのころ上手く出来ませんでした・・・コツをつかむと簡単です。)右の写真はモンキーレンチでの挟み方です。力ではなく体重でモンキーを押し下げます。結構大変です。

⑥バルブ一式の確認と・・・バーナー部の分解
valve assy.JPG burner bunkai.JPG
左がはずしたバルブ一式。右はフレームからモンキーレンチでバーナー部をはずすところ
バルブの下部のタンク内の部分は、フューエル・アンド・エアーチューブと言いますが、ここは大体錆びたり汚れたりが・・・ヒドイです。ブラッシングして錆び取り液に漬け込み、洗浄します。
burner parts.JPG
バーナーのパーツ一式です。一箇所のナットを緩めれば、全部分解できます。ススだらけです。上のバルブもこのバーナーも真鍮のワイヤーブラシなどで軽く掃除をしておきます。(後から錆取り液に漬け込み洗浄しますが・・・ざっとブラシを掛けます)信じがたいことですが、このU字型のパイプの中や、フレームの方のパイプの中などに、くもの巣や蛾の繭??が実際にあったりしますので、ちり紙を太めに撚ったのものを通す・・・などして、必ずゴミの掃除をします。

⑦ポンプ部の分解です
ポンプ部のキャップをはずします。ネジの場合と、バネのクリップの場合とがあります。バネのクリップはマイナスのドライバーの先をバネとタンクの隙間に入れてこじってはずします。
キャップを取ってポンププランジャーを左に数回、廻しておいてから引き抜き、その後中の四角い心棒を左に廻して抜き取ります。(右の写真では、中の四角い心棒・・・チェックバルブのシャフトもポンププランジャーと一緒に引き抜いています・・・)
pump cap.JPG pump pranger.JPG
pump cap hazushi2.JPG
下の段の写真はバネでキャップをとめるタイプです。ドライバーで写真のように外します。

⑧大仕事・・・チェックバルブの取り外し・・・。
写真でチェックバルブ(空気の逆止弁です。真鍮製で、弁も小さな金属球です)を見てください。これが上手く外れずに、結局ネジの頭をつぶしてしまい駄目になるタンクも沢山あります。
・・・・つぶしてしまったチェックバルブのはずし方は何度も経験し、得意ですのでまたご説明いたします。
check valve.JPG check wrench.JPG
右はチェックバルブレンチと言い、必要な専用工具です。この工具はネジ頭の凸凹の幅で2種あり、それぞれカナダ仕様と米国仕様となっています。手持ちのランタンは、メンテの部品としてどちらのパーツが使われているか不明ですので、専用工具は結局2種とも必要になります。チェックバルブをはずす時は、チェックバルブの頭のスリット凹に専用工具の突起凸をきちんと嵌めてから、押す力8割!!廻す力2割!!くらいで、あくまで強く押しながら、廻して緩めます。押す力が弱いとチェックバルブの頭を専用工具が舐めて潰してしまい、タンク一個が「一巻の終わり」となります。
check off.JPG pump check parts.JPG
右はチェックバルブとポンププランジャーのパーツ写真です。これらは言い換えますと、「中身の弁」と「空気ポンプ」で一組になっています。チェックバルブの先端も大変汚れていますが、小生は交換せずにブラッシング後、錆び取り液で漬け込み洗浄し、再生して使います。金属球がカラカラ音を立てていたら殆ど再生できます。錆び取り液は例のオートバイなどのガソリンタンク錆び取りの「花咲かG」の20倍希釈液ですが・・・。これが良いのです。
この続きは、メンテの内容を中心にして、2回目以降に丁寧に書きます。

それから・・・・。⑤と⑦⑧の工程は、どちらからでも良いと思います。⑦⑧を先にした方が良いかも知れません。・・・・ちなみに・・・写真の55年11月のボロランタンの分解では、ポンプ部⑦⑧を先に分解し、果たしてチェックバルブが上手く外せて、レストアして復活出来る物かどうか?を先に調べていますです・・・。

●最後に次回からのレストアのベースになる55年11月の写真を数点お見せします。
boro tank2 pump.JPG boro tank1.JPG
tank decal.JPG frame sabi.JPG
tank bottom1.JPG tank bottom2.JPG
タンク底部もひどい状態です。全般的に・・・錆びています・・・・。11  55と読めます。
綺麗にしますので・・・お楽しみに・・・なーんて。

※お願い・・・個人の趣味のランタン・レストアの記載でございますので、小生の間違いや、問題のあるメンテナンス方法なども、もしかしたらあるかも知れません。その点お含みおき頂きまして、お許し頂き、その上で、何らかのお役に立てれば幸いでございます。よろしくお願いいたします。

06-13-07 13:07 | 先頭へ↑

BS-28改の行き先

本ブログの「手作りスピーカー しょの6」で書きました・・・BS-28改(台湾ユニット版)がもらわれていきました。

小生の実兄にです。

bs28.JPG
彼の田舎の終の棲家・・・綺麗に改装したマンションの和室に・・・届けました。

もともと大音量で再生することの多い小生の自宅では、いまいちバックロードとの比較において・・・精彩を欠くことの多いBS-28改でしたが、ここでは・・・目からウロコでした。

結構良いのです。すっきりと過不足なく良いのです・・・。ハイファイです。

彼の和室でオンキョーのMD・CD・チューナー・アンプ(なんとワンボディーです)で鳴らしますと、意外なほど良い音なのでした・・。

それは普通の「マンション音量」だからだった・・・かも知れませんが、以前10cmのブックシェルフ型バックロードホーン・長岡式のD-102を渡していた兄が、こう言いました。
「前のスピーカーは大音量でないと本領を発揮しなかったが、これは良い・・・小さな音でも凄くいい・・」と・・・。

分からないものですね・・・。

和室で小音量で、最高に良い・・・などと言われるのですから・・・。

そう言う意味では、やはり長岡先生の(オリジナルの)設計は、「半端ではない」・「良い設計」なのでしょうね。

凄いです・・・先生。

BS-28改もバックロードと比較しなければ、十分エースになれると思っていましたが、その通り・・・通常の音量での再生ではかえって良いのかもと思いました。

ご報告でした。

兄はバックロードより全然良い・・と言い出しましたので、参りました・・・。

06-12-07 20:29 | 先頭へ↑

イルカさんの・・雨の物語

先日車を運転中にFMで掛かった曲・・・「雨の物語」・・・・本当に久しぶりに聞いて、不意をつかれました。

心に刺さり・・・まくりました。

iruka.JPG
<左、「なごり雪」の70年代?のレコードジャケット・・・イルカさんが凄く可愛いです。右が最近買ったCDです。>

イルカさんの歌声が、カーステレオから流れて来るのですが、あまりに切ないといいますか、たまりませんでした。

感動しました。
かなり涙腺に来ました。

歳でしょうか・・・。

やっぱり小生にとっては、イルカさんのベストチューンですね・・・『雨の物語』・・・。最高です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

化粧する君の その背中がとても

小さく見えて 仕方ないから

僕はまだ君を 愛しているんだろう

そんなことふと 思いながら

窓の外は雨 雨がふってる

物語の終わりに こんな雨の日

似合いすぎてる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これが歌詞・・初めの部分なんですが、これを大好きなイルカさんのボーカルで聞くとたまらないのです。

イルカさんの歌はかなりヤバイのです。魂に訴えてくるというか・・・来・・・過ぎます。

ただ「うまい歌」と言うのでは、軽すぎて、小生の気持ちと微妙に違います・・・いい表現・言葉が見つかりませんが、「うまい」を超えて、もっと「凄い」のです。

チョッとハスキーな感じも良くて、微妙に艶もあって。・・・凄い歌です。大好きです。

で、小生は、イルカさんのことを・・・シンガー・ソングライターとしてもフォークシンガーとしても好きですし、良いぞー!!と思っていますが、実は密かにボーカリストとしてスゴイぞ!!・・と思っているのです。

小生の勝手な夢ですが、イルカさんの歌で日本の名曲~世界の曲をいっぱい聴きたいと思っています。

古いところでは「胸の振り子」とか・・・
男性の曲?ですが、「北帰行」
ジャズでは「you'd be so nice to come home to」とか・・
「calling you」とか「枯葉」・・・でしょうか・・・
フォークでは「500マイルも離れて・・・」とか「悲惨な戦争」・・。
SMAPの「世界に一つだけの花」とか・・・
美空さんの「川の流れのように」・・・
アリスの「昴」
「熱き心に」
「襟裳岬」
「越冬つばめ」
「知床旅情」・・・・・
もしかして「与作」なんかも良いかもしれません・・。

ちょっと悲しげな・・・哀愁のある歌などは、イルカさんの歌に堪らない程マッチして、素晴らしく良いだろう・・・と思います。

小生、選曲は才能が無いですが、要するにオールジャンルでチョッと暗めな世界観の・・良い曲を、全部イルカさんの歌で聞きたいと思うのです。

ジャンルとか・・・色んなことを超えてしまって、きっと大切な「人生の愛聴盤」になると思います。(すみません、ちょっと大げさですね・・・)

勝手な夢を見るなっ!!ですね・・・。

すみませんでしたッ。

06-12-07 14:35 | 先頭へ↑

嬉しいお便り・・頂いた勲章・・・

20070612.gif

弊社のゲーム「昭和レトロゲーム 少年@時代」のお客様から
本当に嬉しいお便りを・・・頂きました。

ありがたくて「ジーン」としました。

携帯からのメールを改行などもそのまま・・・転載します・・・。

・・・・・・・・・以下です・・・・・・・・・・・・・・

本日『駄菓子』が到着しました!

私が嬉しかったのは

賞状です!!

額縁にまで入ってて

感動感激しました!

こんなサイト見た事無いです!

また毎日頑張ります(*^∀^*)

ありがとう(*^∇)/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは、現場に頂いた勲章だと思います。

「お客さんに喜んでいただけるように賞を作ろう・・・。」

「何か記念品を出しましょう・・・。」

「記念の賞状はどうだろう・・・。」

「やはり額に入れて送ろう・・・。」

チョットづつ考える度に変えてきましたので、始めのころの受賞者の方には記念の駄菓子だけだったかと思います。すみません。

小生たちは凡人ですし、ちっとも優秀でないから、はじめから考えてベストな対応ができていなくて、だんだんに歩きながら、仕事をしながら工夫をしていて・・・申し訳ありません。すみません。

弊社はある種・・・変な会社なのでしょうか・・・??。

サイトのお菓子の写真も、実はイメージ写真ではなく、本当にお客様に送る一人分を机に並べて撮影しています。
・・・それで、ある受賞者の客様からは、「本当にあの量が来たので驚いた・・・」とも言われたことがあります・・・。

でも、私どもの気持ちが、お客様にちょっと伝わった!!と思うと本当に嬉しいものです。

今回頂いた勲章も・・・嬉しいメール・・・でした。

shojo.jpg
お客様にお送りしている賞状の例・・名前などは架空・・

dagashi02.jpg
よい子大賞の方にお送りする駄菓子の量・・6月度の発送分の写真です


・・・・・それからもう一つございます。

「昭和レトロゲーム 少年@時代」に付きましては、従来、コンテンツの供給元として・・・インデックス様に立って頂き、インデックス様からau様の公式ゲームで展開・・・と言うスタイルのご商売でございました。
しかし、この8月の終盤から弊社が直接・・・お客様にお届けすることになりました。

もともと弊社の企画・開発・運用に、インデックス様の信用・営業力・告知力をお借りしながら二人三脚の形で相談しながら展開しておりまして・・・長い間お世話になってきておりました。

今回、折からの無料ゲームの台頭や、有料コンテンツをとりまく環境の厳しさなど・・・ゲームの価格を見直す必要が出てきた事などを含め、全体的な情勢への対応をどうすべきか?を、インデックス様とじっくり話し合ってきた結果、au様のご意向を伺いながら、この「昭和レトロゲーム 少年@時代」は、弊社(ビー・ナチュラル)が単独で運営し、お客様への価格を値下げしていく方向・・・が良いだろうと言うことになりました。

今後も弊社は「昭和レトロゲーム 少年@時代」を一生懸命に企画し、開発し、運用することに変わりはありませんし、お客様の一ヶ月の利用価格に関しまして、au様とご相談しながら、値下げしてまいります。

さらに、8月からはドコモ様、ソフトバンクモバイル様の公式ゲームとしても、「昭和レトロゲーム 少年@時代」が採用されまして、弊社が直接、お届けできることになりました。

現在ドコモ様向け、ソフトバンクモバイル様向けの開発も、佳境に入っております。

頑張ってまいりますので、今後とも「昭和レトロゲーム 少年@時代」をよろしくお願いいたします。

06-12-07 10:19 | 先頭へ↑

古いランタンのレストア・フォト・レポート

shugou.JPG
<綺麗に?レストアした30年~52年前のランタンなど>
<左からモデルNO.335 282から改造した200Bタイプ 200A(11.55) 635>  

小生同じことを以前にも書いておりますが・・・・、バースデー・ランタンと言うのが、ランタン
のレストア・・・に入ってしまった原因・・・です?

ざっくりと、おさらいをさせて頂きますと・・・。
もともと「赤ランタン」・・・コールマンの200Aについては、型番こそ知らなかったものの、キ
ャンプの仲間の間では有名でしたから、興味はあったのでした。

しかし、当時は入手不能の販売終了品、廃盤品と思ってましたから、ヤフーオークションで
見かけた時は驚いたものです。
赤くて可愛い、懐かしい感じの・・・丸っこいデザインのホワイトガソリン・ランタン。
良いのです・・・これが小生にとっては雰囲気面で最高のキャンプ・ランタンなのです・・・。

しかし古いものを入手したら、これまた苦難が待ってたわけです。
ちゃんと点火しない・・・。
燃焼が不安定。

時折、火を噴いて、ボワっと黒煙が出る・・・。
まったくトラブル続出で・・・。
タンクの中は錆びだらけ・・・。
バルブやバーナーも真っ黒け・・・。

原因もフューエルパイプだったり、バルブだったり、ジェネレーターだったり・・・。
パーツ名も全部英語で最初は意味不明だったし・・・。

ということで、メンテナンスをナントカやるしかない状態になったのです・・・悲。

その後、古いコールマン製品のネット・ショップ(ファクトリー)の掲示板が先生でした。
良い方、詳しい方・・・皆さん親切でした。本当に先生です・・。

教わりました。メンテのやり方を・・・。

で、ランタンの仕組みなど理解でき、物もメンテが出来て絶好調になったころ・・。
バースデーランタンという話・・・に目が行きました・・・。

ランタンのタンクの底に製造年月の刻印があるのです。
小生は 11 55  です。 1955年11月生まれ・・・。

そんな、古い50年以上も前の物は無いのでは・・・と思っていたら・・・。
あるんですねー・・・余裕で・・・。

でも、なかなか買えませんでした。
この日付のランタンが中々オークションに出品されないのです・・・。

また、たまに出品があっても、欲しいと思うとお値段が高かったり・・・。
状態がボロボロだったり・・・。

他の方に高価で落札されたり・・・。

結局1年くらい・・・あせらずに待っていたら、安価に買えたました。
7,000円くらいだったでしょうかね・・・。

学んだ事は、「バースデー・ランタン」は・・年がかり・・でノンビリ待つことでした。

たまに、自分の年月のランタンがあると大変焦ってしまう・・・のですが、もう二度と出ないの
では・・・などと悲壮なことを考えがちで・・。

しかし、そう言いつつも、実際は何回もチャンスがありました。

焦る事は無いのですね。

その証拠に小生は、ノンビリとタマーに入札をしているうちに、4年くらいでバースデー・ラン
タンばかりを5個入手しています・・・。

みんな安く買っています。
せいぜい5~8千円が中心です・・・。

タンクに、錆びによる穴(ピンホール)が開いてしまうなど、状態が悪くて結局・・部品取り用
になったランタンもありますが・・・。

で、この50年も前の古いバースデー・ランタンをメンテナンスしているうちに、小生の場合、
やはり「レストア」しないとダメだ・・・と考えるようになったのです

とにかく使えるようにする・・・がメンテ(整備)だとしますと・・・フル・レストアはもう再生に近
いです。

ランタンをパーツの中までバラバラに分解してメンテしていますと、まずタンクの中の錆び
の酷さと直面します。

豆電球を電池で光らせる簡単な専用の照明?を作り、タンクの中にぶら下げると愕然とし
ます。

しかし、それはそう・・そう言う物なのだと思います。

50年も前の鉄製のガソリンタンクですから、錆で埋まっていて当然かもしれません。

保存状態も・・・おそらくアメリカの方であろう前オーナーの保管状態は通常・・・良くないよう
です。

で、外からはマアマア美しくても、タンクの中は錆だらけ・・・バーナーのパーツ類も汚れまく
って焼きついていたりと・・・ヒドイのが通常です・・・。

小生は「オリジナル」・・・は割り切って諦めたのです。

タンクの外側の塗装を塗り替えると、オリジナルのステッカー(オリジナルは水シールです)
ではなくなり、おそらくアメリカのマニアの方がコールマンの許可を得て作ったらしい?取り
替え用のビニールのシールを仕方なく貼りますし、コールマンの製造した状態では無くなり
ます。

で・・・レストア品となってしまいます・・・。

始めは、外の塗装もナントカ残したいと考えたのですが、塗装膜の下が実は、うっすら錆び
ていたり、ガソリンのこぼれや、熱の影響のためか、タンクの上部の塗装は、ヘラでこする
とパラパラ落ちるくらいに痛んでいるのが普通だったり・・・。

綺麗に見えるタンクでも、接地部(下の部分)とタンクの底は大抵は、錆びています。

タンクの中の錆び取りを、薬品などでやっていますと、結局・・・外装の塗装を傷めたりしま
すし、表に響かずにタンクの中だけをメンテするというのが小生の技術では結構難しかった
のです。

で、ホワイトガソリン機器でもありますし安全面までも考えますと・・・、古い物は完全に自己
責任で使うべきと言う原則も慮りまして、フル・レストアを選ぶことに
なりましたのです。

レストアは手間と情熱が必要ですし、その大変さの割には、オリジナルを尊ぶ方が多い中で
、ついには価値(お値段)まで下がります・・・。

それでも小生としては完全に再生された美しいランタンを・・・良いなあと思っております。

で、最近久しぶりにまた 11 55 を入手し、レストアをし始めましたので、これから写真で
レポートをいたします。
もうレストアねたは2回目ですので、今回は写真を中心にいたします・・・。
実は材料は結構・・・豊富です。
レストアのやり掛けで放って置いた11 55も、もう一個あります。
さらに61年 60年製あたりの部品取り用?や黄色枠にランタンマークと言う、オリジナルの
シールのマークがチョットだけ珍しい・・・などのランタンも2台残っていますので、今回はこ
れらも一緒にメンテナンスいたします。
・・・メンテナンスと申しましても、違いはタンクのオリジナルのシールを残すか否か・・・
くらいの違いで、タンク以外はレストアと殆ど同じ作業です・・・。

コツコツユックリやりますので・・・たまに・・・になるかも?と思われ、大変恐縮でございま
すが・・・こちらに更新いたします。

何かのご参考になれば・・・幸甚です。

では、次回からスタートいたします。
200Azenki.JPG sabi.JPG
<錆びているコールマン200Aとレストア済みの例>

06-04-07 10:39 | 先頭へ↑

10cmも作ります

やはり10cmの手作りバックロードホーン・スピーカーを作ります。
決心しました。
長岡先生のD-118の変更版(D-118改)・・・で行きます。

MAKIZOUさんに相談してみます。
詳細はまた追加で書きます。
取り急ぎ・・・。
FE108ES2 up small.jpg
(写真は今回の使用ユニットFE108ESⅡ)

06-01-07 19:12 | 先頭へ↑

高中さんのスタジオライブ盤

ここのところ、このSACDに凄~く、嵌っています。
音質・演奏など・・・本当に色々発見があって・・・。
嬉しくてたまりません。
もちろんギターの高中さん好きの小生ですが、他にもこのアルバムでは沢山「嬉しい」を発見しています。

takanaka4.JPG
高中正義さんの スタジオライブ盤・・・。
「Man With The Guitar - Recorded at Livereria」というものです。

小生的なタイトルの解釈・訳は、『その男ギター所持に付き・・・』でしょうか・・・。
たけしさん風です。

これはCDとSACDのハイブリッドではなく、SACDオンリーの盤です。

実はこのSACD、買ってから数ヶ月と・・・少々日が経ってから「良い」と感じ始めたものです。
と申しますのは、始めは音質・演奏の凄さを理解できておりませんで、チョッと聞いた後、「あぁこれはSACDなのに音が悪いな・・・こもり気味だ・・・」と思い休眠していました。
(2002年くらいのリリースのアルバムと思います。今更で申し訳ありません)

初めに聞いた感じでは、音がこもった様に感じたのですが・・・。
しかし、どうやら、それは(小生の推察では)あまり卓でイコライジングなどの加工をしていない、いきなりデジタルの録音をしたソースだから、楽器間のバランスや音の加工などが少ないために・・・こもったように感じられてしまうだけ・・ではなかったか・・・と思いました・・。

このことを小生的に勝手に言い換え、別の説明をいたしますと・・・、このアルバムは分かりやすい既存の概念のハイファイでは無いけれども、人工的な加工をしていない「真の高音質音源だ・・・」とでも表現できるかもしれません・・・大げさでしょうかねぇ。

それと暫くお蔵入りしていた・・・もう一つの原因は、小生がちゃんと聞き込まなかった・・ためと言いますか、大音量で、きちんと、装置の状態を良くして聞いていなかったため・・と思われます。御恥ずかしいです。

先日、スピーカーのネジを増し締めしてから大きめの音で聞き直して・・・本当に
「びっくりこき」ました。
このソフトにはシッカリと演奏の情報が入っています・・・。

きちんと再生するのは意外と難しいSACDかもしれませんが、うまく再生できるとスタジオライブの良さ、これがきっと(あまりイコライジングしない)ストレートな音なんだな・・・という推察をしていますが、・・そう言う小生の感覚や気持ちを分かっていただける事と思います。

で、結果としまして、・・・音も演奏も凄いスーパー!!ではないですか!!・・・。

相当のお薦めSACDではないか!!!と思うに至った訳でございます。

で、さらに、この盤で発見してきたことを、つらつらと書かせていただきますと・・・。

もともと小生、結構リズムセクション好きなのであります。

偶然なのですが、かつて「気持ち良い曲だなあ」と愛聴盤になっていた曲が、同じドラムの奏者の演奏だったということがあります。
ドラムをやっていた知人から指摘され、「えー」と驚いたのですが、小生はジェフ・ポーカロさんというドラムの方の演奏を好んでおりました。

たとえばリー・リトナーのアルバム「リット」の中の、ナントカ言う 曲(最近・・・某大臣の”還元水”以来、「ナントカ」がちょっとギャグでしたが、もう使い納めですね・・・ごめんなさい調べておきます)など、知らず知らずのうちに引き込まれる演奏でした。

このドラムじゃないと成立しない曲じゃないか!!とさえ思っていました。大げさです。

ドラムが走っている訳でもなく、でも演奏を微妙にリードしているように感じられ、凄く生き生きと楽しく他のプレーヤーを引っ張っているように感じたのです。

『グルーブ』とか『ドライブ感』とか言うのでしょうか・・・。(・・すみませ使い方が間違っているかもしれません。)

おそらく数百分の1秒とかのタイミングで、微妙に押したり・溜めたりをしているんだと思いますが、何しろ気持ちいいのです。
一緒に演奏している他のプレイヤーさんたちも、きっと皆さん気持ちよく演奏しているのではないかと・・・伝わってきます。

ドラムをやっていた友達の指摘以来「僕はジェフ・ポーカロさんのドラムが好きなんだ」と刷り込まれました。(ジェフ・ポーカロさんは残念ながらお亡くなりになっていましたが・・・)

小生は単純な人ですから、すぐ刷り込まれてしまいます・・・。

で、このアルバムなんですが、

凄い!!!と絶句する・・日本のプレーヤーさんだらけでした。
小生としては、ジェフ・ポーカロさんと拮抗すると言うか、凌駕するようなリズムセクションを聞いて驚いております。嬉しいです。

もちろん存じ上げていませんが、ドラムには「山木秀夫」さんという方がクレジットされていました。
凄いです。凄いドラムを叩いていらっしゃると思います。

楽しい・乗れる・先をどんどん聞きたくなる・体が動く・・・小生は思いました・・・。
というか、山木さんのドラムのグルーブ感・・・は日本の「枠」だけでなくて・・・世界チックにみても相当凄いのではと思いました。

とかく、われわれ日本人は舶来礼賛・・・が好きで、国内の方や、ものに対する評価が下手・・と言いますか、厳しいと言いますか・・・、でも実際は日本の方の実力は凄いのではないかと思っております。小生は国産に一票です。(すみません・・・産・・なんて言って)

しかし、しかし、聞いていて楽しいです。
気持ち良いです。

それはアルバムの随所にあるのですが、特に2曲目の『なぎさモデラート』と言う曲で分かりやすいです。スローな曲なのに・・・。
本当に楽しい引き込まれる演奏です。素晴らしいです。

それから、ベース・・・これがまた凄いのです。
プレイヤーは後藤次利さんでした。

5曲目のFINGER DANCIN’ の冒頭など、驚きます。
このお2人でないと、出来ないのではないか?と思いました。

6曲目のINSATIABLE HIGHでも、途中の変拍子的なところなど、うっとりと聞きほれて、ただただ驚いてしまいます。

また、他にもパーカッションも斉藤ノブさん・・・。
凄い有名な方なんだと思いますが、演奏が凄いです。
「目ん玉ボーン・・・で、飛び出ますよ」

小生は門外漢で、もちろんご面識など頂いてないし、よく分からないので、とても恥ずかしいのですが、聞いていて「わくわく」楽しいのが、凄いです。

聞いたら、あっちゃの方に・・・持ってかれます。

あっちゃに持ってかれたら・・・帰って来れなくなりますよー!!・・・なーんて。
とにかく、聞けば、ウヒャウヒャ・・保証付きです。・・・・と言うことで・・・。

高中様
山木様
後藤様
斉藤様
皆々様
素晴らしい演奏を、素晴らしい時を本当にありがとうございました。

深く感謝いたします。・・・と申し上げたい心境です。


06-01-07 02:15 | 先頭へ↑