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手作りスピーカーの試聴会で遊びました

5月2日夜、かねてから知人に話を聞いており、是非お会いしたかった音楽ディレクターのF氏にやっとお会いできました。
それも、小生の趣味つながりで、手作りのバックロードホーン・スピーカーのご縁です。(まったく仕事ではないのですが・・)
この経緯を、・・・風が吹けば桶屋が儲かる・・・的な、ご説明でご案内致しますと・・・。

①小生が経営の面で、色々お教えを願っているA先生と言う方がいて、その方をオーディオに
  引きずり込もうと考えましたのがそもそもの始まりです。(共通の趣味は何かと楽しいも
  のですので・・)
②で、話だけでは進まないので、強引な手に出て、ネットでバックロードホーンの箱を入手
  して、FOSTEXの標準の8cmユニットを入れたものを作り、それを無理やりA先生に押
  し売りしました。
  「女性ボーカルも良い・・」との評価で、相当気に入ってもらいました。
③その後、折を見てA先生に小生の使っておりました、D-99ESR(長岡先生のD-99を
  下敷きにさせていただき、新ユニットのFE88ESR用にアレンジした設計のもの・・・手作り  スピーカー しょの4に製作の詳細があります・・・)をお譲りしました。
  これはこれで「真打ち」クラスのスピーカーですので・・・ますますハマルかと・・・。
④A先生の経営面の指導のお客さんには、たまたま音楽ディレクターを歴任されたF氏がい
  らっしゃいました。
⑤ある時、F氏は用事でA先生の自宅を訪れました。その時D-99ESRを偶然聞くことにな
  り、音質に驚かれたとの話でした。プロの耳が聞いて「これは凄いぞ・・・」となって、手作り
  スピーカーのオーディオにご興味を頂き・・・今度小生とも会ってみる・・・

となって、今回の「スピーカーで遊ぶ会」・・・につながったのです・・・。

と言っても実際は、会社にお見えになったA氏・F氏を無理やり自宅まで車に乗せて拉致して・・・手作りのバックロードホーン・スピーカーを(無理矢理)聞かせた・・・が真相なのですが・・・。

しかし、これはうれしかったです・・・。

なにせF氏は小生が大好きな『G』というギターインストのデュオのディレクターをされていた方ですし、それだけでも、お話を聞きたかったりしましたので・・・。

遊びに来ていただくと、本当に『G』のアルバムもいっぱいありますので・・・。

で、3人はピザなど食いながら色々聞きまくりました。

懐メロ洋楽・・・クラシック・・・ポップス・・・SACDの音・・・

メインはD-37ES(MAKIZOU版のES)の16cmのバックロードで、あとはFE-88ESRの8.5cmのトールボーイのバックロードを混ぜつつ・・・。

F氏はやはり聞き方が異なりました。

この部分のコーラスは別取りだ・・・とか、ここは重ねているね・・・とか、レコーディングの状態を聞き分けてしまうのでした・・・。
凄いです・・・。

で、このスピーカーだと、この部分でボーカルを重ねていたのが、今始めて分かった・・・。

という曲もありまして、スピーカーを作った者としては『冥利』に尽きる思いでした。

ずっと音楽に携わって来られた・・・「プロ」の方に言われる嬉しさって相当ありますから・・・。

ご発言で忘れられないのは、

「音が明るくて凄く前に出る・・・。」
「スタジオより良い・・・。」
「こんなイイ音がしてたら、直ぐOKを出しちゃうよね・・・。」

というくだりでした・・・。

機器の評価では、

●真空管アンプ・・・個人製作によるものですが、これがバックロードとの相性良く、高評価
           でした。
●国産「T」ブランドのプリアンプ・・・バッテリードライブの静寂が高評価・・。
                     安いけどバッテリードライブが効果的で好印象・・・と。

先日入れたプロ用のクラウン社のパワーアンプは、過不足の無い良い音だと思いますが、「艶・響き・・・が少ない」ので、小生の自宅の今回の「会」の場合は、真空管の方に軍配が上がりました。

先日も書きましたが、「正確な音、モニター的な音」というのでしょうか・・・プロ用のクラウン社のアンプは、真空管と比較しますと、そういう「無駄な響きの無い音」と言う印象の音がしています・・・・。
きっとこのアンプは40cmのウーハーなど大口径のスピーカーを鳴らす時は、そのダンピングファクター400というスペックの威力が出て、凄い音で鳴らせるのだ・・・と思います。

(おそらく小生のバックロードホーンのように、小口径のフルレンジスピーカーを運転する場合には、ダンピングファクターの小さい真空管アンプでもそれなりにドライブ可能?だったため・・・今回のような話しになったのではないか?と思います・・・??)

いずれにしましても、F氏は今後、こういう真空管などの機器を入手されるのでは・・という感じでした・・・。

自作スピーカーは総じて好評でしたので、 「ああ、やってて良かった・・・」の幸せな一日でした。

ほぼ同世代のオッサン達ですが、今後とも楽しく遊んでまいりたいと思います・・・。

05-07-07 11:15