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手作りスピーカー しょの9の④

今回は故、長岡先生の20cm口径ユニットを使った、バックロードホーンD-58ES(R)・・小生の自作、手作りスピーカーの最大サイズです・・・の・・・・
制作写真・フォトレポートの後編(完結編)です。
使用ユニットはFE-208ESR

いよいよ・・・組み立ても佳境に入ってまります。 

ぜひ、ごゆっくり・・・ご覧くださいませ・・。

8 block 2 mae ushiro.jpg 8 block 3 kuukishitu up.jpg
まだ、側板の上に置いただけですが、スピーカーを取りつける前面上部のブロックと、後方の
ブロックを組み合わせてみますと、相当出来上がってきた感じがします。この配置の時に側
板になるパーツの内側に墨をつけ、組み立て時のコースレッド打ちの、穴あけの当たり
・・・とします。

8 block 4 shita deguchi.jpg
これが第3のブロックで下部の音の出口の階段状になるパーツです。本来、砂利をいれる部
分ですが、拙宅では重過ぎるのでMAKIZOUさんの吸音スポンジにしました。

8 block 5 all block narabe.jpg 8 block 5 all block narabe2.jpg
3つのブロックを全て並べました。ブロック同士はまだ結合していません。側板4枚にブロッ
クのパーツの墨線を写し取っておくのです。コツがいります。ステインで色をつけていない
(外側になる)面の上にパーツを乗せ、位置決めし、鉛筆でパーツをなぞります。・・・この墨
の線は、側板の外側からネジを打つ位置の「絵」となります。

9 kugi ichiawase.jpg 
側板の位置合わせは、四角にドリルする度に釘を差して全体が動かないようにして、さらに
ドリルしていきます。

9 sokuban drill.jpg 10 bond mae nurashi.jpg
↑左、四角を釘で決めた後、墨線にしたがってドリル加工をしています。右、側板を張ります。
ボンドをつける前に雑巾でパーツを塗らしておきますと、ボンドの乾き過ぎを防ぐことができます。

10 kaikou bond huki.jpg 10 kyu on zai  tsume1.jpg
↑左、側板をコースレッドで固定後、はみ出した木工ボンド(スローなタイプ)をふき取ります。
ドライバーの先に雑巾を巻き付けて拭いております。右、吸音材を空気室下のデッドスペ
ースにしっかり充填します。この時、音道の折り返し部分にフエルトを貼っておきます。
厚さ3mmの白いフエルトです。良く見ると右の写真でも確認できます。
9 kyu on zai.jpg
吸音材がこういう順序・状態で、デッドスペースに入っています。黄色はグラスウール、グレ
ーは粗毛フエルト、肌色がエステルウール・・・。かなり気分的なものですが、3種の吸音材
を入れて見ました。混合すると癖は無くなるのでは?と思います。気休めでしょうか・・。

10 kyu on zai  tsume2.jpg 11 kumitate sokuban2.jpg
↑左、吸音材を詰めていきます。右、両側の側板を貼りコースレッドで締め上げます。側板
は一枚でまだ重ねていませんが、もう形になっています。こうなるとテストで音を出したくな
るのが人情と言うものです・・・。なーんて。

11 zantei kansei 5 unit junbi.jpg
FE208ES-Rの勇姿・・・うーむ大きいです。

11 zantei kansei 2 katagawa.jpg 11 zantei kansei 3 ana-souji.jpg
↑左、側板の2枚重ねはまだですが、誘惑に負けてテストで音を出したくなります。右、ユニット
取り付け用のネジの穴には、刷毛塗りのウレタン塗料が流れ込んでしまって、爪つきナットに
付着するのを防ぐために、ティッシュを詰めてありますが、これを取り除きます。裏から細い
竹串のような棒で押すと一発で取れます・・・・表から苦労していたら知人から指摘され
ました・・・。アハハ。

11 zantei kansei 4 faston.jpg 11 zantei kansei 6 unit toritsuke.jpg
左、圧着のレンチを使ってファストン端子をつけます。右ユニットにファストン端子を繋いで取り
付けです。重いです。大事なユニットですので非常に慎重にやります。

12 kannsei 3 kettei .jpg
側板の2枚重ねをやって、化粧用の3mm厚のシナベニヤを貼り・・、そして背面の補強材を
取り付け、さらにウレタンの刷毛塗り塗装を3回ほど・・・・トゥイーターのコンデンサーの結
線・・・を経て、仕上げの塗装はまだ不十分ですが、こういう完成状態・・・です。

13 satoh-net 208ES-R.jpg
こういうネットをオークションで買って、毎回取り付けています。万が一ユニットに指が
刺さったりしたら一大事ですから大切なユニットの保護は欠かせません。
また、このネットは音質への悪影響も全く無い優れたものだと思います。スーパーXと
いう接着剤で付けるのです。

・D-58ES 図面
※D-58ESの図面はユニットの説明書にもありますが、18mm厚の板材(アピトン材)での設計ですので、普通の21mm厚の板ですと、全部計算し直しになります・・。
小生は、この板厚の違いの補正と、補強材の入れ方の変更をしたかったので、図面を計算しなおして手書きで書いております。・・・綺麗でないので見づらいですが、変更部分をご覧頂きたく図面をあげておきます・・・。ご参考になれば・・と思います。

11-13-07 13:56