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スキーのビンディングを自分で取り付けました!

スキーのビンディングをとうとう自分で取り付けました。

先日の2000円の板のビンディングが届きました。
チロリアのRFD11(レールフレックス)です。
で、これを取り付けるのを頼もうと、SKIショップに聞きましたら、色よい返事ではなく、そこを強く頼み込むと、取り付け工賃が…5000円!!。

何とかやってくれるのはありがたいけど…。(聞いたお店数店は、お願いして粘ればやってくれると言うけど料金が高いんです…安い板を入手した意味がないです)

顧客に良いサービスすると、自社が損すると思ってらっしゃる??んですね。いま時??

で、ビンディングを自分で付けようかと、オークションで売ってくれたスポーツ店さんに、取り付けの事を色々聞こうと思ったら、こちらもあまり教えてくれないです。
ねじの径は何ミリでしょうか?
「板に書いてある。」と言う調子です…ディナスターには表示は無し…でした。
回答が面倒くさい!!…が表面に出てましたし(笑)

で、自分で工夫しながら取り付けようと思いました。
ちなみにICI石井さんで、レールフレックスのビンディングで色々なブーツサイズに合わせる方法を聞いたら、親切に現物を箱から出して見せてくれて、説明してくれました。
ビンディングの裏側に棒状のパーツをはめるのですが、それををずらしてサイズ調節するなど、よく分かりました。ICI石井さんが色々教えてくれましたので、それが唯一の頼りでした。
ありがとうございました。

では、チロリアのレールフレックスのRFD11を自分で取り付けるレポートをお見せします。
①板に印をつけます 
板にはブーツのセンターのしるしがありますから、それから前後20cmくらいに板を横切る線を引き、その線の部分で滑走面側が何ミリ幅か調べ、2で割ります。ちなみにディナスターは前後それぞれ67mmと66mでした。で2で割った33.5mmと33mmこれを板を滑走面を下にして置いて、横から板のエッジに当たるように三角定規を当て、三角定規からの距離33mで印をつけると板がキャップ構造でどんな形であっても、センターが出せます。マークは赤のマジックで書いてしまいます。後からシンナーで簡単に消せますから。(写真は三角定規の当て方の説明用にビンディング取りつけ後に撮りました)
sankaku.JPG

②ドリルの径を決めます
タッピングのネジの細いところを図ると、ほぼ正解!がドリル穴のスタンダードだと昔から知っていました。この事は昔、誰かに教わっていました。
写真の通り、このネジは直径が4.1mmなので、ドリル刃は4mmのにしました。
(取付け強度を重視する場合、ネジを回すのが地獄ですが、3.8mmの選択が…あると思います「詩吟じゃないです」)
nogisu.JPG

③ドリルに布ガムテープを巻いておきます。
板に穴をあけるドリルの刃には、間違っても(笑)穴が貫通しないようにテープを巻きます。これは悲劇を回避するために必須です。今回はタッピングビスがベースから出る部分の長さに合わせて、ドリル刃の長さを8.5mmくらいにしました。(テープから出る刃の長さで合わせるのです。当たり前ですね…)
drill close-up.JPG

④レールを定規代わりにして、3つ目キリで穴をマークします。
レールのブーツセンターと板のブーツセンターを合わせ、マジックで引いた板の左右幅のセンターをレールの真ん中に合わせて置いてセロテープなどでレールを固定して、レールのビス用の穴から三つ目キリでゴリゴリ印をつけます。この三つ目きりの穴はドリルの印にもってこいです。点をつけてから結構ゴリゴリやって大きい印にしておきます。ドリルの刃がフラフラ遊ばずに穴あけできますから…。穴は左右それぞれ8個で計16箇所。(メタルの板だったら、三つ目きりで無く、マジックでマーキングしておいてセンタポンチでドンと叩いて穴を凹ませても良いです。ドリルの刃がフラつかず、噛み付いてくれる様になれば良いのです)

mark kiri.JPG

⑤ドリルで慎重に穴あけをします。
drilling.JPG

drill complete.JPG
※穴あけ完了。板に赤マジックの印の線が見えますね…がっちり書いています。

⑥レールの穴部のパーツを折り取ります。
前後のレールパーツにはそれぞれ前側、後ろ側の2個の穴がありますが、これは、位置決め用の穴ですので、取り付け前に折り取る必要があります。(これは最初、意味が分からなくて、相当悩みました)
丸い穴を取ってしまうと大きな楕円の穴になるのです。で、これが板のたわみの時にレールがズレて、ビンディングが逃げて、板のフレックスを妨げない効果になると分かりました。
写真見ると簡単ですが、まさか折るとは??本当に分かりませんでした。 
parts brake.JPG
ゴリッ
parts brake2.JPG
ボキッ
parts off.JPG
ポイッ

⑦トゥーピースとヒールピースを裏側でバーでつなぎ、組み立てておきます
ブーツのソールの長さに合わせて、バーを裏側にはめ込むだけです。
ura2.JPG
※トゥーピースの裏です。バーを300mmくらいで嵌めました。
ura 1.JPG
※トゥーピースの裏のアップです
ura4.JPG
※ヒールピースも300mmくらいでバーを嵌めました。
ura3.JPG
※ヒールピースの裏のアップ

⑧レールをネジでとめます。
ネジ山をなめてしまわないように、僕の場合、ドライバーの上からあごを乗せ、強く押しつけて、両手でネジをまわします。じっくりやります。相当硬いですから。
rail.JPG
※前後のレール、全部ついています。疲れます。

⑨カバーを嵌めます
cover.JPG

railcover2.jpg
※カバーを付けたら、もう出来たようなものです。(結局ネジ16本の取り付けです)

⑩レールにビンディングを乗せて、嵌め込み、後ろから前にスライドして、最後に固定ネジを締めると完成!!
railbinding.JPG
※良い眺めです。
hamekomi.JPG
※乗せて嵌めてスライドさせます
nejishime.JPG
※真ん中の固定ネジを締めて完成(固定ネジは位置が3箇所あり、前目後ろ目にビンディングを移動できます)
torituke  kansei.JPG
dekita.JPG
※完成。大変ですが十分出来ますよ。ポイントは太いプラスのドライバーが必要なことです。
この板はグラス系でメタルシートが入っていないから、より楽でしたが…。

(ビンディングの取り付けは、取り付けの研修を受けて登録したショップでないと「いけないこと」になっているそうなので、自分でつけるのは自己責任になります。皆さんにはお薦めできないと思います。)


04-19-09 09:32