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スキーの加重点が土踏まず…は当たり前?!

僕はカービングスキーの加重点を土踏まずとか、カカトとか色々言ってきましたが、そもそもカービングスキーは、そう言う風に作られていると言うことが、わかって来ました。
(何台か乗って、土踏まず~カカトの加重点の板がほとんどでしたし…)

でも、僕が気にしていたのは、そもそも、そう言う作り…真上を踏むカービングの板…でも、中には、前めを踏んでも問題のでない、安定した板があるのではないか?と言う視点でした。

そう言う、僕らのような古い技術との親和性の高い板があれば、シニアの昔スキーヤーは何かと操作しやすいのでは??と思い、探していたのです…。

こういう目的のハッキリした板探しって、初めての経験ですし、とても面白かったです。
試乗会なんてのも、初めての参加でしたし。…僕なりに真面目にやりました(笑)

最近スキーを学んだ人から見たら、前傾過多の滑りなんて、信じられないでしょうけど…。
僕らの世代は、体が後傾して遅れてしまうより良いこと?だとして教わって来ていますので、体に染み付いているのです。

僕らもすぐに平成の滑りに変えられたら良いのですが、すぐに!完全に!は難しく、ふとした時に思わず昔の癖が出て、ヒヤッとしたりするので、それでも、うまく使える板が安心なのです。

今日は、シーズンも終わりの時期ですから、なんかこの辺の「こと」をチョット整理してみたくなって書いてみました。

あんまり意味が無い話ですかね??(笑)

ごめんなさい。

03-31-09 14:37 | 先頭へ↑

GALA湯沢へ行ってきました

2009年3月28日の土曜日、新幹線利用のツアーにてGALA湯沢に行ってきました。
大宮に7時30分集合で、8時50分頃には新幹線「MAXたにがわ」はGALAに到着し、駅直結で=スキー場の入り口(カワバンカという建物)でした。凄い便利です。

で、ツアーの参加者は集合して、リフト券をもらって、ロッカー券を買って、宅急便を受け取り、更衣室で着替えて、ゴンドラ(ロープウエイ)でスキー場に移動です。

ゴンドラ降りると、そこはもう、いきなりレストハウスになっていました。
空いていました。この時期。
リフト待ちは5分くらいでしょうか…。(僕は一人なので、「お一人様優先の入り口」の利用で、ほぼリフト待ちはゼロでした。ラッキーです。)
GALA 1 ba-nn.jpg
※コースの写真です。ソーシャブル・リフトの上部から見下ろしたところです

いやー雪質は冬でした。しかも朝のうち11時くらいまでは、雪が降っていたので、この時期としたら最高のコンディションでした。

すぐにリフトとコースはほぼ全て行ってみました。
ここは、難しいコースがありませんし、コースが整備されているので厳しいコブもモーグルコース以外には殆どありません。楽です。

中斜面が多いので、ボーダーの天国かなぁとも思いました。

GALA course right.jpg
※レストハウス正面のクワッドリフト2つの乗り場の右側のコース

GALA course left.jpg
※レストハウス正面のクワッドリフト2つの乗り場の左側のコース

僕はクワッドリフトは一本分をノンストップで滑り降りますので、すぐに十数本のクワッドリフトをこなしてしまいました。

で、この調子でリフトのぶん回しをしていますと、すぐに疲れますので、「多め、長いめ」、に休憩を取ります。…年ですから…。
コーヒーを飲んで、ケーキなど食します。

休まないと脚力とインナーのバランス筋が悲鳴を上げますし…。

板はNORDICAのスピードマシンMACH3の178cm(下の写真)です。
NORDICA MACH3.jpg
この板は今年買ったのですが、前のモデルです。07-08年か?その前か?です。今年のは色が違います。
今回はジックリ履いて、この板のことが大変良く分かりました。
と言っても、先日の他のスキーの試乗会で、これを始めて履いた時の印象の通りで、変更はありませんでしたが…。

この板は、ズラして滑ることもできますが、シッカリ目のつくりのカービングの板です。小回りも問題無くこなせますですが、基本的には中回りに適している板のようです。

で、やはり美味しい加重点は「土踏まず~カカト」で、後ろ目です。それが僕にとっては今ひとつですが、全体的には過不足の無い良い板!?なんだと思います。

昔スキーヤーの僕の感覚からしたら、やや後ろ目に乗っておけば、良い切れるターンができるので、これはこれで良い板だと思います…。今回は、内足の腰前への曲げ・タタミもやって見て、正体気味のターンを遊びました。そんなに難しくは無いですが、本当に上手にできているのやら??です。

しかし、途中、かなり調子に乗って思いっきり飛ばしている時に、やや雪がボコボコと荒れた中斜面で、僕が前傾しすぎましたら、板がグラグラ振動して、大変不安定になり、落ち着いて操作できる感じまで、(復帰までに)チョット一瞬の時間が必要でした。

怖かったー。
本当に怖かった。

スピードをかなり出していて、緩いところからやや斜度のあるところへと、斜度が変わるところに飛び込んだので、グイッと前傾を強めたら、いきなりグラグラが始まってしまいました。本当にビックリでした。

スピードと斜度の高まりで、先行して前傾をとって、身体が後傾したり遅れたりしないように頑張るのは、昔は習得に苦労する良い技術だった筈なのですが、このスキーではこの前傾のテクニックは、美点どころか、欠点になる操作なんですね。…ショックでした。

お昼は一人で気楽ですし、やや早めに取りました。レストハウス 「チアーズ」で、煮込みハンバーグとコーヒーにしました。(僕はほとんど酒が飲めません)
GALA lunch.jpg
普通に美味しかったですよ。サラダ・コーヒーもつけて1800円を超えましたが…。

と言うことで、午後も3時まで滑って、怪我をしないうちに、早めに下りのゴンドラに乗り、ふもとのカワバンカの温泉・温泉です。
GALA gondra.jpg
※下りのゴンドラから街を望む。良い景色ですよね。

入浴後、荷造りして宅急便して、お土産を買って、解散です。お疲れ様でした。
でもツアーでも、ずっと一人ですから、ちと寂しいですね。

(ツアーで知り合った一人参加のおじさんも何人かいましたが、ウエアを着替えてしまうと、誰だかわかりませんので、スキー場では発見できませんでした。…ですので、ついにずーっと一人でしたね)

03-30-09 13:12 | 先頭へ↑

カービングターンへの道

カービングターンへの道…です。
昭和のすべりのスキーヤーが、難しいカービング・ターンを、ダンダンものにできるように、近づけるようにと、…色々考えています。  して…、、、

『昭和のすべり大改造、カービング・ターンへの道』でしょうか(笑)

そのうちスクールにも行こうと思っていますが、そこはそれ、昔は真剣にスキーをしていたので、頭の中には、それなりに理論めいたものもあるし、自分なりに理解しようとして?分析?はしています。

最近、僕なりにチョットづつ、カービングターンの特徴を考えていたのです…。

古いスキーとの違いで気づいたのは…。以下のような感じです。ランダムにあげていきます。
体系だっていませんで、ごめんなさい。

①昔はプレターンと言う、スキーのずらしを伴う「チェック動作」がありました。
 板を「ジャッ」ってずらしてストックを突くチェック動作をして、その後、抱え込むか伸び上が
 るかして、谷回りに入るようなターン技術だったんですねー。

 カービング・ターンではチェッキング動作が殆どありませんね。そう言う風に見えます。
 これがまず感じた特徴でした。 最近の動画を見ると、スキーヤーによってはストックワー
 クがおろそかになるくらいに、チェック動作が希薄です。
 これは本当にビックリでした。

 実際に自分が滑ってもカービングの板を履いていると、左右交互にエッジを立て(角付け
 して)板を踏むと、それで、パラレルターン風になるので、昔のような「谷回りに入
 るための支えを作る動作」は本当に不要なのだなぁ…と思いました。

 いちいち「谷回り」と言う意識すらない??とも思いますし…。

②この昔のチェック動作のことをSAJのデモの方は、しっかりストックを突いて行う「ストッピ
 ング動作」
と言ってらっしゃいました。

③こういう風に昔の技術がなっていた理由ですが、それは、大昔はフォールラインを二回
 横切る谷回りのターンが大変難しかった…そう言う性能の道具だったからだと思います。

 谷回りは習得が大変で、意を決して谷に飛び込む感じ(悲壮ですね)で、板をフラット
 気味にして直滑降状態の恐怖と戦って
、真剣に腰を入れ替え、エッジを立てて、
 何とか曲げねばならないほど板が曲がらなかった!!からなのだと思います。
 ターン内側への腰の入れ替えを必須とするほど曲がらない板だった??のです。

④今のカービングの板は踏めば曲がるのでこのフォールラインに向かった直滑降の状態
 を危惧している暇も無いまま、板は回っていってしまいます。
 それで、体のポジションも外向傾が殆ど不要で、正体気味の位置で左右の足の
 加重の入れ替えと角付けをすれば谷回りをしてくれるのだと思います。

⑤実際初めてノーストックのままで、加重を左右の足に交互に加え、エッジを立てますと、
 それだけでパラレルターン風になってしまった時は驚きましたが、さらにまた、直滑降の時
 に板がブルブル左右にブレるのには参りました。
 スキーとしては随分と別物です。サイドカーブが凄くきつくてベンド(曲げ・たわみ)は柔ら
 かいし、トーション(ネジレ)には強いので、踏んだらターンを切っていく形になる。カーレ
 ースのバンクみたいですね。

⑥カービングターンでは足を揃える事に無頓着。正体のまま外足に加重して踏みますから
 腰の外向傾がないと内足の方が長くて内足加重になってしまうし、内足の持って行き所
 が無い筈。しかも…??。
 (カービングターンでは内腰のつり上げも無しで内倒しているから、内足の長さが長くて加重
 も内足加重になる筈のところを、なんと肩幅に足を開いたまま、内足の膝を曲げて抱えて
 しまうようにして脚をたたんでいます。←これは昔のスキーでは激しい反則行為??(爆)
 でしょうね。)

⑦以上のことを逆手に取る言い方をしますと、
1)プレターン・チェックを入れるすべりを止める。(チェックを入れずケジメを付けない滑りに
  する)
2)抜重はやや吸収抱え込み系を意識して行うが、イメージは左右の足に交互に加重をす
  る感じ(踏み替え系??)
2)外向傾を最小限にしてドント外足の板に乗り、内足を抱えるようにたたんでターンをする。
3)体は正体気味を保つ。

⑧で、一つの仮説なのですが僕が悩んでいるのは、踏み替えの意識なのです。
  昔は外足から外足に踏み替えたのですが、どうも、今のカービングのターンを見ている
  と昔とは違うように見えます。
  ターンの内足の(上に立つように)エッジを切り替えて次の外足を作る意識に見えます。
  ここがどうも昔の踏み替えと違って見えます。 
  
  外足から外足に踏みかえる動作ではなくて、
  
  内を次の外にする。
  内足を切り替えて外足にする…
  「内を外にし、内を外にする。」そう言う動作に見えます。
  
  これはチョットのタイミングとか意識の差??くらいかもなんですが、そんな風に見えま
  すね。カービングのターンでは、左右の加重の切り替えのタイミングが、昔の踏み替え
  系より相当に早いと思います。スキーが横を向いて(山回りの後半)から踏み替えるの
  が昔のスキーで…。
  板が縦に(まさに谷回りのフォールライン方向)向いているうちに踏み替え始めるのが、
  カービングターンではないでしょうか??

こんな感じでしょうか…。
こういう解説を考え、自分ながらにジックリ読み返してみますと、昭和のすべりのスキー
ヤー
には多少ですが、理解が「し易い」様にも思います。


03-23-09 17:28 | 先頭へ↑

3月中にもう一回行こうかなどと…

3月中にもう一回スキーに行こうかな??と思います。

GALA湯沢への日帰りツアー(スポーツクラブ主催)に参加しようと思っています・・・でも、
もう雪はベタベタでしょうね。さすがにねー。
gala yuzawa.jpg
※GALAのホームページからマップをお借りしました。
愛機?NORDICAのスピードマシンMACH3の長さ178cmを持って行きます。

先日試乗して大いに気に入った来シーズンモデルのフィッシャープログレッサー7は、まだ売っていないので、買えませんし…。
(5月の連休明けくらいに販売開始??とか聞いていますが…)

そういえば新幹線で行くGALAは荷物は宅急便とかで送れるはず…。
楽にノンビリ行こうと思います。

僕は半日滑ると満足しちゃうので、午後には手持ち無沙汰・・・暇になってしまってスキー場で帰る時間まで一人で間を持たせる方が大変でしょうが…。

そうそうGALAは温泉もあるとのことなので、ユックリ風呂にでも入りますかね…。

03-19-09 12:38 | 先頭へ↑

3月14日は春の嵐

3月14日は春の嵐ですね。
せっかく休みになったのに、昨晩から強風吹き荒れる春の嵐です。

一部スキー場のHPでは、天候雨の予報も…。
で日帰りはあきらめました。

と言うことで今日は仕事や他の用事に有効に使います。
もともと仕事もあったのですが…(笑)

残念であります。
せめて降っているのが雪ならば良いのに、標高が低い地域では雨なんて
…トホホ

03-14-09 10:46 | 先頭へ↑

自衛隊車両と白黒の車

今日、首都高速で自衛隊の車両を見ました。

ナンバーも「2-178〇〇」見たいなハイフンの入った、多数桁のナンバーでした。

これが、古いセドリックのステーションワゴンの軍隊的な緑色の濃い色のヤツでした。

四角張った本当に古い車でしたが、そこは整備と清掃が行き届いている感じで、綺麗でした。
僕は税金を使ってする装備と言うものは、こういうものが正しいと襟を正して見送りました。

まだ使えるから、古い車種でも丁寧に手入れをして使って行くんでしょうね。
頭が下がりました

この感覚、敬意は、消防車両などにも感じます。
手入れをして、愛情を注いで、大事に使ってくれている…そう言う「光」を感じます。

乗っていた方は、迷彩服に軍隊のヘルメットをきちんとかぶった中年の方でした。

前にもチョット書きましたが、この対比として、今、白と黒のお国の車は高級車…ゼロクラウンです。

レクサスの登場までは最高級クラスの国産車が、国家・公用・社用車です。
これは、わが国のちょっとした恥じゃないかな?と思います。

あの「いつかはクラウン」という成功した人物のみが買うイメージのコマーシャルで有名な日本の高級車の…。

CMは吉永小百合さんでしょうか(笑)

もともと白と黒のアノ車がクラウンで、しかも大きいエンジンだったのは昭和30年代の頃、無線機が大変電力を必要としたタメだとか聴いた事があります。

この話し、子供の頃おまわりさんから聞いたのです。

知り合いのおまわりさんにアノ車の大きなエンジンを見せてもらって驚いたものです。
特別な車でバッテリーの大きいのも積んで使っているよ…早く走るためより無線機のためなんだよ…と言うような話でしたね。

現代では無線機は普通の電装品と変わらないでしょう。
であれば、高級車、ゼロクラウンにする必要はないと思います。

このとんでもない不景気のご時世に、いつまでもバブルの時のような、贅沢・無駄使いをやめて
白黒車は全てタクシー専用車両やコロナ・ブルーバードやカローラクラスにすると良いと思います。

ああいうのに乗っている官憲が高級で、庶民が見下されるような目線で取り締まられる…そういう感覚を覚えます。

無駄だと思うのです。
移動の道具は高級車でなくて、自衛隊のステーションワゴンのようで充分に良いと思います。

この論点で以前書いたことを、もう一回この下に載せておきます。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
小生がつらいなあと思うのは、富・ステータスの象徴だった車種を、大幅に・・・『税金』で採用する考え方のことなのです・・・これはやはり、理解しにくいのです・・・。

成功者がゆったり乗る羨望の・・『いつかは乗る』・・車種が、お国の『汗をかく車』・『仕事の車』と同種だとは・・・どう考えても、『違うんじゃないか?』と感じてしまうのです。

値段だけではないのです・・・。・・・イメージがちがう・・・と言う感覚です。

また特別仕様は安い・・という理屈の面だって、こう言い返せますしね・・・。

国に納入する特別仕様車が安いと言うなら、さらに下の車格・・コロナやブルーバードやアリオンのクラス・・・を選択し、その特別仕様を考えたなら、もっと安くなる筈・・・じゃないですか・・・。
そうじゃないと・・・そもそものグレードや、価格の信用性自体が崩れるおかしい話です。

また、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)が耐久性で優れるとか言うのなら、マークXや、
信頼性抜群のタクシー専用車種があるじゃないですか・・・。

タクシーは走行距離の多さで品質を実証していますし、日本での廃車後に、香港で直してまた使う!!くらい優秀な品質ですからね。

だから・・・なぜ最新型の・・・高級車がお国の社用車!?(あえて社用車)・・・という感覚なのです。

税の使い方は、費用対効果で考えるべき?と思いますので、いっそ、移動が特定の範囲・所轄の中だけでしたら、もっとEV・電気自動車を増やす・・・・とか、ecoなハイブリッドの車だらけにするとか・・・を支持します。

そもそもあの・・・「いつかは・・・」とまで、CMで訴えている成功者の終着点の車種を、買えないまま、人生を終えてしまわれる方が・・・どれほど多いことか!!・・・と思います。

(再掲載にあたり一部修正しました)

03-13-09 13:13 | 先頭へ↑

焼けボックイ、やばいです。

こういうのを、焼けボックイに火がついた!!と言うのでしょうか?

今週も週末にどこかの日帰りスキーに行きたい気分です。
困りましたね・・・。

浅間2000?
表万座?
近くて空いているところはどこでしょかね?

何しろ最近のスキー事情に疎くてダメです。

03-13-09 10:53 | 先頭へ↑

現用のスキーマテリアル

そうでした。
失礼しました。
抜けていました。
現用のスキーマテリアルは何だ?です。

板は何度か話が出ております NORDICAスピードマシンMACH3…の178cmです。

で、靴ですが、HEADS8とか言うモデルで、写真の青いのです。
柔らかめですがもっと柔くても良かったです。

昔、SAJのデモの本間さんに、ちょこっと1日だけ合宿に来て頂き、スキーを教えて頂いた時に、本間さんの靴が確か当時のノルディカのトップモデルでなく「中級モデルくらい」だったのが印象的でした。足首が入らないのはダメなんだよって言ってらっしゃいました。

自分のスキー靴のグレードは当時、結構ハイエンドだったので、凄く恥ずかしかったものです。

道具は見栄とかハッタリでなく、実質で選ばねば…と思いました。
この事は印象が深かったし、とても勉強になりました。
…おっと脱線してましたです。

で、ストックは御茶ノ水のミナミさんで「これで十分でしょ」って薦められた、ロシニョールのカーボンのストックと、昔のオガサカのストックがあります。

ウエアは数年前に買ったフェニックス…これの保温性は凄くて暑いくらいです。

学生の頃に愛用した(↓下の動画にも写っている)ボグナーの黒のウエア…スーツは、シルエットが大好きですが、寒くてたまりませんでした。

格好良さと引き換えに激寒!!(笑)どっちがイインダカ微妙です。

実はつい先日までは、板がフォルクルのスーパースポーツ ファイブスター!!でしたが、Rがきつくて、僕の技術で踏むと回り込みすぎて危険なので、手放しました(笑)。
正直に履きこなせなかった…と申し上げるべきでしょう。

なまじ、回らない頃の2mの板をまわす技術を身につけてしまっているので、今の踏んだら回ると言う、抜重もヘッタクレもない簡単に回る板ですと、技術が仇になり危険ですらあります。

皮肉なものですね(笑)

まあ、カービングスキーはスピードコントロールと安全性の面では、もう少し乗り手の意思を反映できるように、一考の余地があると思いますが…。

だってズラすって悪いことではないと思うんですよ。
競技の旗門だって、全て板のサイドカーブの自然な円弧の通りの間隔では立っていないし、…だから、ワールドカップのピステでさえも本当にズラシが無かったら、実際は滑れない筈だし、カービングでないと今のスキーで無い!!みたいな話しは、違和感がありますね(笑)。

ああ、そこまでは誰も言ってない!?ですかね(笑)


03-11-09 19:50 | 先頭へ↑

09-10年モデル スキー試乗会②(好きな事で元気が出る?)

09-10年モデル スキー試乗会②(好きな事で元気が出る?)です。
下で動画で見ていただいた、こういう滑りのおじさん…(年配の方には僕と同じパターンの滑りが多いと思います…)が色々好きなことを言っている「板の試乗会」レポートのお話しの後半!!②です。
別名:シニアのスキー選び 2でしょうか・・・(笑)。 では早速。

⑥プリザードのGフォース ソニックIQ?と言う板です。
BLI.JPG
この板の上位機種、スーパーソニックの方は相当に評判の良い板だそうです。
で、このソニックの方は一個下のモデルだと思います。
僕の履いてみた感想は、自分のNORDICAのスピードマシンMACH3とかなり似ているなあ…と言う印象でした。

良いスキーで操作の感覚も軽い感じ、扱いやすい感じ、がしました。

総合的にも決して悪くは無いと思うのですが、足裏感覚はグラス系のキャリキャリ感のあるものですし、美味しい加重ポイントはど真ん中あたりからやや後ろ目??に感じられ、カービングスキーらしい特性だなあ…と思いました。(カービングスキーとしてのストライク??)
板の構造はサンドイッチだそうです…。キャップ構造じゃないんですね…。

僕にとっては、この加重点の許容範囲が前後に大きいか?どこを踏んでも回ってくれ、切れてくれるか?さらに、ずらしたい時にうまくズレてくれるか?という変わった??尺度が重要なので、こういう…普通だな…的な評価になりました。

切る滑りで気持ちよく行こうとすると、やや後ろを踏む必要があるのは…苦手なのです。

で、相当良いのですが、僕の求める昔の技術を許容する性能と、手抜き滑りでも、それを許す…誤魔化しが効く…という見方では、最高??ではない??4番目くらい??と思いました。

前後の加重点の広さと言う視点でも、「上の下」くらいの位置ではないでしょうか。
おー!!ダンダン贅沢を言うようになってますね。調子コイテて生意気ですね、ごめんなさい。

⑦K2のミウラ クラシックです。
MIURA.JPG
オジサンは期待していた板ですが、最後に試乗したので、もう疲れていましたので、評価はややいい加減かも知れませんが…。(試乗は確か167cmでした)

反応がマイルドな(鈍い)板だなという感想以外、特段の強い印象が無いのです。
ただ切る傾向は強くなく、ズラしを許容してくれます。
さらに、加重点も印象があいまいでした。(やや後ろ目で、緩めのカービングの大回りをしました)
と言うことで、古い技術への適合性を、板のおっとりとした「良い意味のニブサ」でカバーした感じ…がしました。

疲れないだろうし、かなり良い落ち着いた板だけれど、もうチョット年をとってからかなあ…。なんて思いました。

イメージでは60歳以上?でしょうか・・・。

⑧フィッシャーのプログレッサー7です。
FS7.JPG
今回の試乗会で絶対に買うと決めた板はこれです。(試乗は170cm)

君に会いたかった。

この板にもっと早く出会っていたら、今までのカービングスキーへの嫌な感じは無かったでしょうに…。と言うくらい完璧でした。

加重点の前後の許容は抜群で、「切る」「ズラす」の許容度も大変広く、言ってみれば、
「何でもあり」
「何でもできる」操作性です。完璧なのです。興奮しました。

何しろ驚いたスキーでした。目が点です。

足裏感覚は、静かな印象で、キャリキャリしたグラス系のキャップ的な感覚もあまりありませんでした。で、履いた瞬間からなじんで、しっとり、しっくり来ました。

スピードのコントロール性が豊かだし、板の通るラインと、腰の通るラインを離す滑りでも行けます。この板に乗れて、今回の目的は達しました

しかも、手抜きの滑りもできるし、良い板は疲れません

このシッカリ感ならば・・・。なんでもOKです。

無理に欠点をあげれば、長い板が無いことです。170cmまでのラインアップです。
これで175cmとか180cmがあったらとなぁとは思います…。

(ちなみにキャリキャリ感自体が悪いとは思いません。僕の大好きだった、ダイナスターのオメグラスもこのキャリキャリした音質・感覚がありました。)

⑨フィッシャーのプログレッサー9です。
FS9.JPG
この板は、買いたい気持ち1番のプログレッサー7と兄弟の板なのに、なぜか、実は、
僕はあまり感心しませんでした。(履いた板の長さは170cm)

メタル使いの方が好きな特性かも??でした。

板にメタル系??に感じられるような独特のハリがあり。

加重点も後ろ目で、かなり走ります。この板。(この板がメタルかどうか分かりません…)

どちらかと言うとHEADのworld CUP ispeed に似ている性質だと思いました。

また、僕の求める「古い技術との適合性」では、やや板が走ってしまいがちだと思いました。

正しいメタル系の板…は、僕はあまり好きにはなれません。

感覚的にはこの板、メタル育ちの方にとっては完璧な板でしょうね・・・1番をHEADと争う??と思います。

⑩フォルクルの板、タイガーシャーク? パワースイッチです。(ちょっと名前があやふやですみません)(試乗した長さは170cm??だったと思います)
FOLKL.JPG
板の後ろのテールの表面に回すつまみがあって、それが板の表面左右にあるリブの中のバネのラインを引いたり戻したりします。

つまり金属バネの力でフレックスを変えています。

良い板だし、面白いですが、スイッチをミディアムで滑った限りでは、結構、普通のキャップの板だなあと感じました。(加重点はど真ん中で、よくあるカービングのパターンかなと思いましたが…。)

加重点の許容範囲はそれほど広く無く、普通に感じました。

時間が有ればスイッチを全部色々いじって3種類を滑れたのですが、今回は帰る時間になってしまい、そこまで試せませんでした。

素性は良い板だと思いますので、次回はジックリ履いてみたいです。

03-04-09 20:20 | 先頭へ↑

昭和のすべり、スキーの動画・・古い技術でゴメンなさい

YOU TUBE 「昭和のすべり」or「昭和の滑り」(トホホ・疎外感ヒシヒシ??)をUPしました。

■20代前半・・学生時代の滑りの動画などを・・見て頂こうという訳でございます。

撮影場所は志賀高原の一ノ瀬スキー場と隣の高天が原(たかまがはら)です。
前半は一ノ瀬ダイアモンドで、後半が高天が原です。懐かしいですー。雪が多かったですね・・・。
温暖化は深刻な問題ですぅ…。

この時の板は…ダイナスターのオメグラスでしたが、この板は表面とサイドウォールが一体のコの字を下に向けたような構造で、グラス系の構造材でできており、オメガ構造と呼んでいました。

これは思いますに、今のキャップ構造に似たような作り…だと思います。
ベンドが柔らかなのにネジレに強い板でした。…長さは2mです。
靴はノルディカ(リルサンという素材のシェルで白と黒のツートン色)だった?と思います。

この動画は8mmのフィルムからのテレシネでビデオにしており、前半の2本の滑りはスローモーション撮影です。(上のサムネイルにもゴミが写ってますが、映写機のゴミが懐かしいです(笑))
スローモーションでアラが出ないように滑るって、結構大変??なんですよ・・。

動画(画面)になると、スキー場の現場で見てるのと違って、分析的に部分部分を見れちゃうから、なかなか合格点がもらえないのです。(僕も左腕の形にがありますし…)

3本目からの高天が原での映像は、スローモーションではありません。
で、斜面の上の方では結構なスピードを出して滑っています(笑)。

そのスピード感は、止まる時のエッジングの感じや、他のスキーヤーの方のスピードとの対比で、見て頂ければと思います。

まあ言い訳と説明はこれくらいにします。
色々、板について勝手に言っているヤツが、どういう滑りをしていたか見てください。
で、同じ系統の古い技術の方には、ご参考になると思っています。

ああ、こいつの滑りは俺と同じ系統だ…とか。

で、下のビデオが、
■30歳代の前半から後半へかけての動画です。
場所は苗場と戸隠です。

この頃は、板が、前半の苗場ではダイナスター(今のディナスター)のダイナスティーK(ケブラー)で後半の戸隠がおそらくロシニョールの7SK(ケブラー)でどっちも長さは2mです。

靴は大好きだった黄色いラングのTiiサーモですね。

これはビデオムービーからですが、画像は荒れますね。
ビデオ形式の変換をフリーソフトでやったのが良くなくて荒れるのでしょうかね??ところどころコマも落ちるみたいですし、動画って難しいです。そう言えば、苗場は混んでいて、バーンの端っこのベタ雪の緩斜面でしか撮影できなかったんですよー。
……今はガラガラなのに??…

白いジャケットのウエアからが戸隠の映像です。
戸隠では板は…ロシニョールの7SKですが、この板はグラス系で、スイートスポットの加重点がやや後ろ目(ロシはこれが多い)なので、僕は少々ストレス感じながら乗っていました。

戸隠一本目の小回り・中回り(白いジャケットの明るい画面)でも、自分としては実は、乗る位置をやや踵目にして、我慢して??滑っています。この滑り、走りも悪いし、なんかぎこちないですね。…こういうのって、本人は楽しくないですね。爽快感がありません。

本当はもっと前を踏みたい…。特にターン前半では体を先行して、もっと前にもって行きたい!!のですが、ロシだと、これはやってはダメで、じっと我慢なのですね。

ターン前半で前を踏んでも板が外側に逃げてしまうだけなのです。

ロシは、板が「後ろ目」の走れる加重点を決めて、そこを踏めと要求してくる感じです。
競技用の板では、走る!、早く滑る!!事が命ですから、後ろ目のここを踏めばビュンと走る…という性能は、とても良い事ですが…。素人が後ろ目を踏むと後傾になりやすいし、体が遅れてしまって転倒にもつながりやすいです。

ですので、こういう板の本当の性能を引き出すには、後ろを踏んでも破綻せずに腹筋、バランス筋の力で、板の走りに着いて行ける…と言う、選手の様な「強靭な肉体」が必要なのですねー。で、はっきり言いまして、僕はこの板を乗りこなせてませんでした(恥)。

それから、恥ずかしいですが、ここの大回りでは、ピョコピョコした大きな伸び上がり抜重をやってます。(仲間に見てもらうためでした…)
で、最後の映像はお約束??のお遊びで、プロペラターンです。

プロペラの割にはテールばっかりが振れていてイマイチです。
三十ウン才になってやること??じゃないですねー。無理です体力もバネも。

映画、「私をスキーに連れてって」にも、このプロペラターンを皆でやるシーンがありましたねー。楽しかったなー。

懐かしいでしょー。ご同輩!!

で、今はどうだ?…なんですが、最近は寂しい事にスキーには一人で行くので、ビデオ映像がないです。で、技術的には整地ではあまり??変わっていません。フラットバーンならほぼほぼ?昔同様です(本当に同様かは怪しい(笑))。

でも、急斜のコブはボロボロです(爆)。

と言うのは、最近では吸収動作の滑り(昔は「曲進系」とか(笑))がなんか面倒で、チェックしてターンみたいに誤魔化して横着してますから、若かりし日にコブが大好きで得意だったのに、「まるでダメお」君になってます。(笑)

滑り込みの日数もシーズンに2日とか3日ですから、そもそも話になりませんが・・・。
でも、これからまたスキーをやろうと思っています。

滑る老人になる!!

で、最後に一言!!
昭和のすべりで、悪り~か~!!??

03-04-09 15:19 | 先頭へ↑

09-10年モデル スキー試乗会①(趣味復活か?)

09-10年モデル スキー試乗会①(趣味復活か?)のお話しでございます。(試乗した感想のレポートでございます)
先日、小生、信州の諏訪南まで出かけてきました。
実は、スキーの試乗会に行ってまいりました。で、来年(2010年)のスキーのニューモデルに沢山乗ってきたのです。
本当に楽しい体験でした。試乗会に参加したのは生まれて初めて(大げさですな)でしたし。
この試乗会はICI石井さんの松本店さん…主催の、貴重な?チャンスなのでした。
ICIさん、ありがとうございました。

今まで小生は、6歳でスキーを初め、小学校時代はSAJのスキースクールに入りまくりでしたので、結構お上手??です(笑)←自分で言うかボケッ??ですが・・・。

従兄弟がレーシング(SRA)のプロスキーヤーでしたので、たまには一緒に滑ってもらったのですが、彼からの評価は、「お前はだいたい準指導員レベルだな?…」などと言われておりました。

それから基礎的なデータですが、僕は身長が173cmで、体重が64kgくらいです。靴のサイズ25.5cmでアメリカサイズだと7.5です。板を履いてみた感想では、結構、体重は影響があると思います。
同じくらいの体重の方には、よりご参考になるのでは?…と思われます。

【近いうちに昔の8mmフィルムからテレシネした大昔のカタカタした?動画や、30代の頃のビデオ映像もお見せします。(お恥ずかしいですが…)】

試乗会でスキーを履いてみて、「どうこう」なんて意見を言うのは、絶対的な性能の話ではなく、僕のような滑りのおじさんの場合はこう思った、こう感じたという話に過ぎません。

ですから、前提として、このオジサンはどんな滑りするヤツかを見て頂きませんと、申し訳ない訳で、何しろ見て頂いて、「ああ、俺もこういう古い滑りの仲間だ」などと、ご参考にしていただければ、この試乗会のレポートも本懐をとげられます。

雑誌のマテリアルのレポ-トとかも見ますが、最近では、僕のような典型的な昔の技術をベースに、今のカービング技術も少々かじって、一応「ちゃんぽん」で両方使う人間が板のレポートをしたリする事は殆ど無いと思います。(皆、現役でメチャメチャうまい人ばかりだから)

そうそう。おじさん達の技術は、今では相当マイノリティーなんだと思いますし。

でもですよ。僕達も、折角、昔の技術を苦労して学んだんだから、今のカービングも取り入れつつ、でも一方で、かつての曲がんない板を曲げてきたと言うホコリも捨てずに、楽しく共存して行ければ!!と思うのです。

まあ、この手の話は、説明や理屈を抜きにして、普通に考えても、「こういう板が良い!!」なんて生意気な話をするんですから、「本当にお前滑れるんか?」「お前に板の違いが分かるんか?」…と思われるのは当然ですからね…。

それと、真面目にお話ししますと、実は新しいカービングスキーになってから、どうもうまく滑れないと言いますか、スキーがつまらない!!と言いますか…、自分は悩んでいましたので、おそらく似たようなお悩みのありそうな同じ年回りのご同輩…の皆様に多少でも、ご参考になればと思い、自分の滑り同様、今回の試乗会の感想なども、お知らせする事にいたしました。

で、2月28日 早朝5時、首都圏を出発して、日帰りで行って来ました…富士見パノラマスキー場
ICI石井スポーツさん主催の会場には、各スキーメーカーさんの「のぼり」がはためいていました。盛り上がりますね、雰囲気が!

で、気になっていたモデルを結構履きました。

試乗のミッション?は
「古い技術で気持ちよく滑れるか?」
「パワーレスな滑りをしてもそこそこ格好付く滑りになるか?」です。明快です。(笑)
…今回の参加自体が、題して:シニアのスキー選びというウワサもありますが(笑)。

まずは、オガサカです。ある方から薦められていた、オガサカのKC-RV17の後継はどれですか?とメーカーの担当の方に聞きましたら、一般の方用の板は、これからはKEOSケオッズに統一!!とのお答えです。

KC-RV17が良いと薦められたんですよ…と言いましたら、これが今後の後継機種です…と言われたのが、、、、

①オガサカのKEOSのRFでした。
ogasaka keos rf.jpg
試乗用の板は160cm・・・すでに短いのしか会場に残ってなかったのです。

試乗した感じは、このRF、かないり良いフィーリングでした。
僕のような昔の・・外向傾のフォームで内腰を吊り上げる様な体勢を使い、なおかつ「グラス使い」・・・メタルの板を履くと履きこなせないと言うか、どうも調子が出ないタイプ・・・(スキーをうまくなる上達の過程で、グラスファイバーのスキーを使っていたので、その踏み応えを体が覚えてしまい、メタルの板の踏んだ感じに対して、体がうまく対応できないからでしょうか・・僕はメタルの板を履くと体が遅れたり、どうも滑っている時に、微妙にうまく行かなくてスッキリしないし気持ち悪かったりします)…でもこのRFは普通に履けました。(グラス系なんでしょうね)

長さは160cmと短い板でした。操作感では、切る・ズラすも自在で結構、楽しい感じでした。

加重するポイントも前後に「多少」ですが、許容範囲があり、やや前傾でもOKでした。

親指の拇指丘で加重できる板でしたし…。
しかし、驚いたのは急斜面の起伏の時に、チョット前に加重が入りすぎたら、いきなり不安定になり、トップが引っかかってテールが流れてしまいました。そうです、下手だからなんですが…。
板が短いのも多少影響はあると思いますが、前傾が過多になりがちな=おじさんの技術を許容する・・と言うよりは、やはり今のカービングスキーの性能なのですね。
本来、過度の前傾はダメですね。

板の設計どおりの「切れる滑り」のためには加重のスイートスポットは「土踏まずの位置」あたりのフィーリングでしょうかね。

【…ところで僕はカービングスキーはそのうち、扱いの難しさと危険性への反省?で、サイドカーブが緩くなり板の長さも多少長くなると予想していますが・・・これは又ジックリ書きます。(板は「ズラす」が基本で、ここぞの滑りの時に自分の技術で「切る滑り」をするのが良いと思うのです。それは、スピードコントロールの面でも、安全であり、板のカーブで切れて曲がってしまうのは「違う!!」と思いますのです…古いでしょ!!(笑))。】

このRFは、履いている時の足に伝わる振動などの感じ…はメタルの踏み加減でもなく、ややキャリキャリした音質?の感覚で、グラス系の樹脂のキャップの構造の板に近い振動や、滑走感覚がやや?ありました。
全体的には、僕の昔の技術との親和性は〇で、良い板だと思いましたし、175cmくらいの長目の板だったったら欲しい??かも??と言う結果でした。

②オガサカのもう一本はTC-SRというデモ用の大回りの板で…182cm位だったと思います。
ogasaka tc-sr.jpg
これは明確な個性の板でした。僕には手に負えません。

板は自分のサイドカーブどおり、大回りの円弧で(勝手に)切れて走ろうとしますし、加重の美味しいところは踵寄りで、ヒールで踏むと走るし、切れる板でした。

僕はターン前半前傾して谷に飛び込み、ターンの後半にほんのチョットやや後ろに体をスイングする滑りが気持ち良いので、こういう走る・切れる…のためには「踵を踏む必要」のある板はあまり好きでなく、ダメでした。
板自体は長いだけあって重厚感もあるし、落ち着きがありました。
ズレにくい板だし、ショートターンは振り回しにくかったですね・・さすがに。

この板の足裏に感じる感覚は、特に特徴を覚えていないので、キャップのようなキャリキャリ感は少なかったと思います。サンドイッチ構造でややメタル入り?でしょうか??
この板は、古い技術との親和性が少ないカービングの大回りの板で、スイートスポットは踵!!と思いました。
僕が買う候補にはなりませんでした…。

それでは、次の板です。
③elanのGSウエーブフレックスのフュージョンRSでしょうか。
elan gs.jpg

写真の板でして、表面が波打つように板の厚いところ薄いところがあり、「ウエーブ」しています。
選手用でないGS大回りタイプだそうです。
170cmだったと思います。

結論から言いますと、このスキーは大変に好感触で、僕のような昔の技術との親和性も高く、凄く良い板でした。2番目に欲しい板でした。

足の裏にくる感覚では、キャップ構造のような、キャリキャリした音…と言うか…そう言う感覚は有りませんで、例の振動?が無く…静かな板でした。(例の振動なんて、勝手な表現ですみません)(※この板はどうもメタル系の板のようですが、それを感じさせない仕上がりですね…グラス系みたいに感じました)

カービングスキーとしてはズラシも踏み込んでのカービングも、両方なんでも許容してくれるし、乗る位置…つまり、美味しい加重するポイントも広めで…拇指丘のあたりでもOKでした。

もちろん後ろ目の踵付近で踏んでも切れるし走ります…が…。

エランのこの板は乗る位置をピンポイントで要求しないスキー板で、すべる最中に前後に踏む位置を変えても問題なく綺麗なターンが描ける板…でした。
こういう「おおらかな特性」は僕のような昔の技術の人間には大変助かります。

板の性能を引き出そうとして前後にどうしても多少はスイングして滑りますし…。

気合を入れない時、スピードを抑える時は、かなりズラシても滑りますから。

で、ご同輩の昔の技術のスキーの方で、グラス育ちの方でしたら、この板は相当気に入ると思います。(これはメタル系の板のようですが、メタル育ちの方が、これをなんと仰るかは想像が付かず不明です。)

あるスキーショップで、エランが相当良い!とは聞いておりましたが、確かに良い板です。
欲しいですねー。
自分に合う板だと疲れませんし、結局パワレスな滑りも、これでなら行けるのが分かりました…。

オジサンとしては、久しぶりの「物欲」です。なーんちて。(笑)

これらは、あくまで昔のスキーヤーの一意見でございますので、ご寛容にお願いします。

次の板は、デザインも良くて評判も高いので、かなり気になっていた…
④HEAD の WORLD CUP ispeed です。
HEAD.JPG
これは昔、僕の父親が乗っていたヘッドスキーの銘機…真っ黒な「720」と言う機種を履いて以来の本当に久しぶりのHEADなんです。ワクワクしました。

当時のヘッドは「ヨヨヨヨヨーン」という感じのメタルの振動が酷くて、エッジングが振動に影響されて飛び飛びになる感じで、滑りが安定しませんでした。

そう言うメタルの印象を持っている僕が、この新しいヘッドを履いて思ったのは、「おお、メタルスキーの振動のネガティブ面を全然!感じない!」と言う感覚でした。

グラス系みたいなメタルスキー。

相当に良いスキーで大回り・中回りを中心に、カービングの板らしく良く切れますが、ズラシはそんなに得意で無い感じがしました。

しかし、やはりメタルはメタル。グラス使いの僕には、手ごわい板でした。

足裏に重厚な感覚があり、粘るような息の長い返りが感じられました。(グラスのテンポの速い瞬間的な返りではなく、グイーンと長く押し返してくる感じ…とでも言うのでしょうか…)

凄く良いスキーだなと思ったのですが、僕の滑りを…かなりこの板に合わせて勉強して変化させないといけない…とも思いました。オッサンには、もうその修行の時間がありませんが。

この板のスイートスポットは、やや後ろ目の、踵付近のあたりで、そこを踏むと気持ちよく切って回れる加重点があると思いました。

僕の苦手な…うまく後ろを踏むと気持ちよく切れるけど、下手に後ろを踏むと「走ってしまって大変なメタルスキーの素質」があるとは思いました。

メタルの板が走ったら、上体が後傾になら無いように、ついていくのが「精一杯」の僕ですから。
と言うことで、この板、「メタル使い」の方には堪らない程「よい武器」になるのでは?と感じましたが、「グラス使い」の僕には手に余る特性でした。
加重点…やや踵目がお好きなら完璧でしょうね、この板。…と思いました。

次の板は
⑤アトミックのバリオフレックスのデモ・モデルです。
ATOM.JPG
この板は、僕には、キャップ構造のキャリキャリ感振動がある普通の「良いスキー板」と言う印象でございました。(試乗会にいらしたアトミック関係の方によれば、この板は実際はサンドイッチ構造らしいのですが…僕にはグラス系のキャップ構造に感じられました

ただ特筆するべきは、ちょっとトップの方の押さえが効いている様な感覚がありました。
これは見た目に引っ張られた印象…かもしれませんが…。

自分の所有するNORDICAのスピードマシンMACH3と似たような感じ…とでも言いますか、欠点が少ないですが、僕の望む昔の技術との親和性、ズラシとカービングのバランスなどの観点では、かなり現代の技術に適合する「正しいカービング技術の板だ」…と思いました。
このATOMICの板は昔の技術との適合性はそれほど良くないという感じで、僕には感動はありませんでした。
これは僕が古い滑りですし、言わばただの下手だから…ですね。ごめんなさい。

03-04-09 12:52 | 先頭へ↑